省庁の縦割り行政を糺して、政治主導で「官」を縛る、ということで、
そもそも作られた「内閣人事局」ですが、
内閣人事局の成立前は、大蔵省の接待汚職事件（ノーパンしゃぶしゃぶ事件）がニュースになったりしていました。
しかし、内閣人事局が作られ、官僚の人事権が官邸に握られるようになって、
「政」も「官」も共にズブズブで腐敗していくようになってしまいました。

事務次官の女性記者へのセクハラ、そして、それをきっちり糺せない大臣、
これもその現れの一つなのかなと思います。
というか、そもそもデートレイプドラッグを使った卑劣な人物を権力が庇い、不起訴相当になってしまっているということがあり、
そんな態だから倫理観も常識もどんどん崩壊して行っているんじゃないかと思ってしまいます。
公文書改竄という、国家の民主主義の根幹を揺るがすような事態になっても、
首相の辞任もなく、支持率30％台で政権が延命するのも、そうしたことが蔓延している一つの現れなのでしょうね。
安倍信者だけでなく、一般常識を敵にする者が政権にも省庁にも蔓延っている始末です。