mihoko のコメント

ようやく「新・堕落論」を読むことができました。最近堕落していて、電子書籍を購入することが多かったのですが、やはり小林よしのりの新刊は紙書籍で読まないといけないと思いました。いつもより物理的な厚さとしては薄かったのですが、中身はものすごい重厚感でした。一章ごとに感想を書きたい気分です。
名前だけしか知らなかった「堕落論」の美しい文章を紹介して下さりありがとうございます。私の頭では読み解けなかったであろうニーチェやシュンペンターなどを分かりやすく解説して下さってありがとうございます。
必死に頭を回転させながら読みました。ものすごい充実感で面白かった!読んでよかった!と思い、同時に絶望感にもとらわれました。もうこの世界は奴隷が支配していて、私もその一員なのだ、ということを思い知らされました。「トカトントン」が鳴り響くことがあります。私ごときが何か考えようが世の中変わるわけではない、死ぬまで衣食住困らなければいいんじゃないか?奴隷であっても喜びや悲しみ、生きがいを感じることができればいいのではないか?戦後70年ただひたすら堕落し続けるだけだった私達が、今から少しでも浮上する方向に転換できるのか?
でも少しでも希望を感じているからこそ、先生もこの本を書かれたのでしょうし、私も「トカトントン」に打ち勝ちたいと思います。

No.76 75ヶ月前

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