「九月、東京の路上で ---1923年関東大震災 ジェノサイドの残響---」(加藤直樹・著)は、あの時東京の各地で朝鮮人達の身に何が襲い掛かったか、市井の普通の人々が突き動かされるようにどんな残虐に走ったかのノンフィクションです。 震災の衝撃と混乱の中で“家族や地域を守るつもり”の市井の人々が殺人暴徒と化し、関東各地で多数の朝鮮人を殺戮していく。普段から潜んでいた差別心・恐怖心の中に流言飛語が放たれ燃え広がる恐ろしさ。 度重なるヘイトスピーチも、今回の発言の様相も、当時と同様の狂気が燃え広がる素地が今現にあることを示しています。そこに虚言でも「きっかけの火」が投げ入れられたら・・・影響力ある者の発言の罪深さ、そして非常時の各自の危険さを普段から自戒しておく機会と思いました。
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小林よしのりチャンネル
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「九月、東京の路上で ---1923年関東大震災 ジェノサイドの残響---」(加藤直樹・著)は、あの時東京の各地で朝鮮人達の身に何が襲い掛かったか、市井の普通の人々が突き動かされるようにどんな残虐に走ったかのノンフィクションです。
震災の衝撃と混乱の中で“家族や地域を守るつもり”の市井の人々が殺人暴徒と化し、関東各地で多数の朝鮮人を殺戮していく。普段から潜んでいた差別心・恐怖心の中に流言飛語が放たれ燃え広がる恐ろしさ。
度重なるヘイトスピーチも、今回の発言の様相も、当時と同様の狂気が燃え広がる素地が今現にあることを示しています。そこに虚言でも「きっかけの火」が投げ入れられたら・・・影響力ある者の発言の罪深さ、そして非常時の各自の危険さを普段から自戒しておく機会と思いました。