希蝶 のコメント

改めて、今号の感想です。
ゴーマニズム宣言・第264回「結婚延期、眞子様の言葉を信じる」
泉美木蘭のトンデモ見聞録・第68回「狼に育てられた子、という嘘」

言はずもがなのことですが、今回のよしりん先生の記事と、木蘭師範の記事はコインの裏表、表裏一体で、リンクしてゐます。人間が真に信じられることは何か、といふ命題において、です。
それは日頃から小林先生のおっしゃられるやうに、「歴史の縦糸」と「社会の横糸」によって決定されるべきものなのだらうと思います。狼が少女を育てた、といふのは「伝聞」による「情報」であって、「実体験」として「経験」したものではないけれども、「教科書」や大多数の群衆の口の端に掛かることで、さも真実らしく見えてしまふのでせう。
私が例にあげた「ライジンオー」は、たしかに現実から見たら御伽噺で、敵側の悪夢によって見せられた「学級崩壊した陽昇(ひのぼり)小五年三組」のはうが、よりリアルで嘘がないやうに見えます。しかし、エルドランといふ地球を防衛する謎の存在から託されたものでも、1年間ともに邪悪獣と戦ひ、町(郷土)を守ってきた経験や記憶は、たとへそれが嘘だと周囲の全員から言はれたとしても、消えはしないのです。だからこそ、そこに真の夢を見いだすことができるのだと、思うのです。
この話と皇室を比較するのは不敬かも知れないです。しかし、私達のためにかげながら祈り続け、そのことが幸せだったと公表し、皇室参拝などの行事で常日頃から忙しく働き続ける天皇家も、ある意味ライジンオーのやうな、夢を与へてくれる存在なのではありますまいか。そこで、あへてこのやうなたとへをしてみました。このことで破談だ、旧宮家の子孫との政略結婚を想起するやからは、よほど歌を忘れたカナリアのやうな、想像力の缺如した、夢のない悲しい存在であるやうに思へます。
信じる心は力になります。私達は眞子様の言葉を信じ、これからのことを邪推するのではなしに、情況を冷静にとらへ、眞子様の判断を待って、期待すべきだと思ひます。
 諦めてしまったら、すべては終はりだと思ひます。闇の中にも必ず光があるはずです。そして、吼児君のやうに、「僕は『ライジンオー』を信じる」ではなく、「眞子様や小室さんを信じる」と叫びたいです。

では、また次号を期待します。

No.218 82ヶ月前

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