しんや のコメント

配信ありがとうございます。
思想より社交を優先してしまう人だったという西部氏の欠点については、パール真論を書かれた前後の経緯を読んでいたのでとても納得できます。
仲の良い人でも思想的に絶対に譲れないものがあった時、袂を分かってでも節を全うできるか。
その人の思想に向けた真摯さが問われるように思います。

とても納得できたゴー宣なのですが、貴乃花については疑問です。

白鵬の取り口が潔くない、美意識に欠けるという評価には同意します。
八百長について事実はわかりませんが、白鵬が肉体の衰えをカバーするためになりふり構わず勝ちにいく汚い相撲を取っているのは、八百長に手を染めていないからではないか、と私には思えます。だから良いというわけではなく、汚い取り口を見せるくらいなら、八百長と感じさせない完璧な八百長で美しい相撲を見せてくれた方が良いと思いますが。

ともあれ、白鵬の取り口に問題があるかどうかと、彼を敵視する貴乃花のやっていることが正しいかどうかは別問題のはずです。

「貴乃花は隠蔽体質の協会を改革して風通しの良い組織にしようとしている」というイメージが週刊誌やワイドショーでは語られていますが、彼に暴行されたことがあると元弟子から裁判で訴えられていたり、パチンコ業者から裏金を受け取った顧問の小林慶彦と今でも懇意だったりと、清廉潔白なイメージとは程遠い事実がいくつもあります。そして、何故かこういうことはテレビで語られないのです。

2年前に裏金顧問を追放したのが就任直後の八角理事長であり、それに猛抗議したのが貴乃花でした。
裏金顧問と一緒に私腹を肥やしていたのではないか?と疑うのが自然ではないでしょうか。

貴乃花を持ち上げる元外部理事の弁護士・宗像紀夫がワイドショーに頻繁に出てきてやたらに貴乃花を擁護していますが、この宗像は裏金顧問の収賄を不問にしたのみならず、安倍政権発足と同時に内閣官房参与になった男です。甘利明によるあっせん利得罪疑惑の時、宗像は「法的に問題ない」を連呼していました。
田崎スシローを出演させているのと同様の忖度を疑わざるをえません。

私的にどんな信仰を持っていても自由だと思いますが、教祖の名前を弟子の四股名につけるなど、弟子の相撲人生に自分の趣味を持ち込む公私混同でしょう。

こういう人が高邁な理想を説いても説得力はなく、「口で立派なことを言ってるが実際は公私混同をする人」というのが親方衆の間での評価であり、理事選での票数はその結果なのでしょう。状況は評価なり、ということだと思います。

No.41 83ヶ月前

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