今号、配信、有難うございます。 先日は阿呆なことでお騷がせしてしまったみたいで、すみませんでした。 少なくとも、私はどこぞやの無責任艦長、ではない、 無責任首相のやうに「書いてないもん」と開き直る気は毛頭ありません。 感じ取るのに、非常に多大なる労力を要する、といふだけのことです。 アンデルセンは、豆粒の上に寝たお姫様といふ話も、とても好きです。 ただ、あの話の示す諷刺は、子供ごころにはあんまり理解できなかったです。 「Yの悲劇」とかが示す「忖度」(ある意味、さうですよね)の方が、よほどわかりやすかったです。理論的に記されてゐて、ある意味、情的でもあったから。 今思ふと、ああいふ優しさ、は万国共通なのかもしれない、と。 それと、幸福の長靴といふ話と、かたはもの、とか。 感想はまた改めて、といふことにして、年の最後なので、ピュアといふことについて。 18禁漫画なので、この場には記さなかったのですが。 ある高校で、着換へ中に女子が男子の噂話をしてゐたところ、 話題になった少年が日誌を置きにもどってきたところを痴漢あつかひされて追ひ出されてしまひ、 その後で、根暗だ、と女子たちに嘲られてしまふ。 しかし、ヒロインの少女は、その少年が以前、傘を忘れた彼女に、自分の傘を貸して、そのまま雨の中走り去ってしまったことを覚えてゐた。 その日も、同じやうに雨が降ってゐて、一人雨がやむのを待ってゐた彼女は、いきなり室内にはひってきたその少年に暴行される(18禁漫画なので)。 つまり、彼はそのヒロインが、ほかの女子と一緒になって、悪口を言った、と勘違ひしたのであった(事実は、その場で話を聞いてゐただけ)。 ことが終はった後、自分は、その少女がゐたから、学校にかよってゐたんだ、と悔しがる。 それを聞いたヒロインは、 「もう一度しよ 私もあなたのことが好きだったの」 と答へた。 これは確実にイノセントではないです。ピュアです。 あべあきゑなどに聞かせたいやうな一言です。 おそらく、傷ついてゐるのは、このヒロインのはうでせう。 いちわう、作者名をあげておくと、星逢ひろさんといふ漫画家さんの作品です。 星逢さんの作品は、こんなのばかりではなく、陵辱ものもあるし、化け物が出てくるグロいのもあるし、ショタコンもありますが、どれも一抹の寂しさがあって(地球って、どの位までもつんだろ、とか)、胸をうつものがあるのですが。 (最近はあんまりよんでないです)。 ほかにもあげてみたい作家もゐるけれども、何だかこの場では差し控へられてしまって。 二千人も見てゐるとなると、やはり言葉は限られてしまひます。 最後まで、くだらない話ですみませんでした。 では、感想はまた改めて、といふことで、良いお年を。 追記: その柴山といふ人には、「機微」団子でも進呈してはいかがでせうか?
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今号、配信、有難うございます。
先日は阿呆なことでお騷がせしてしまったみたいで、すみませんでした。
少なくとも、私はどこぞやの無責任艦長、ではない、
無責任首相のやうに「書いてないもん」と開き直る気は毛頭ありません。
感じ取るのに、非常に多大なる労力を要する、といふだけのことです。
アンデルセンは、豆粒の上に寝たお姫様といふ話も、とても好きです。
ただ、あの話の示す諷刺は、子供ごころにはあんまり理解できなかったです。
「Yの悲劇」とかが示す「忖度」(ある意味、さうですよね)の方が、よほどわかりやすかったです。理論的に記されてゐて、ある意味、情的でもあったから。
今思ふと、ああいふ優しさ、は万国共通なのかもしれない、と。
それと、幸福の長靴といふ話と、かたはもの、とか。
感想はまた改めて、といふことにして、年の最後なので、ピュアといふことについて。
18禁漫画なので、この場には記さなかったのですが。
ある高校で、着換へ中に女子が男子の噂話をしてゐたところ、
話題になった少年が日誌を置きにもどってきたところを痴漢あつかひされて追ひ出されてしまひ、
その後で、根暗だ、と女子たちに嘲られてしまふ。
しかし、ヒロインの少女は、その少年が以前、傘を忘れた彼女に、自分の傘を貸して、そのまま雨の中走り去ってしまったことを覚えてゐた。
その日も、同じやうに雨が降ってゐて、一人雨がやむのを待ってゐた彼女は、いきなり室内にはひってきたその少年に暴行される(18禁漫画なので)。
つまり、彼はそのヒロインが、ほかの女子と一緒になって、悪口を言った、と勘違ひしたのであった(事実は、その場で話を聞いてゐただけ)。
ことが終はった後、自分は、その少女がゐたから、学校にかよってゐたんだ、と悔しがる。
それを聞いたヒロインは、
「もう一度しよ 私もあなたのことが好きだったの」
と答へた。
これは確実にイノセントではないです。ピュアです。
あべあきゑなどに聞かせたいやうな一言です。
おそらく、傷ついてゐるのは、このヒロインのはうでせう。
いちわう、作者名をあげておくと、星逢ひろさんといふ漫画家さんの作品です。
星逢さんの作品は、こんなのばかりではなく、陵辱ものもあるし、化け物が出てくるグロいのもあるし、ショタコンもありますが、どれも一抹の寂しさがあって(地球って、どの位までもつんだろ、とか)、胸をうつものがあるのですが。
(最近はあんまりよんでないです)。
ほかにもあげてみたい作家もゐるけれども、何だかこの場では差し控へられてしまって。
二千人も見てゐるとなると、やはり言葉は限られてしまひます。
最後まで、くだらない話ですみませんでした。
では、感想はまた改めて、といふことで、良いお年を。
追記:
その柴山といふ人には、「機微」団子でも進呈してはいかがでせうか?