てす のコメント

小林よしのりの貴乃花擁護に思いっきり違和感があって全部についてツッコミたいが長くなるので一部だけ。

まずは国体というアナクロニズムな価値観をあえて相撲に投影するのは置くとして、
モンゴル人同士が集まって何が悪いのか、さっぱりわからない。
日本人の飲み会みたいな集まりは注意しないで、モンゴル人だけ何故問題にするのか?
集まっただけで星の譲り合い、つまりは八百長を疑うのはレイシスト丸出しな差別感情でしかないと思うが?

そもそも小林よしのりのいう相撲道って何なのかがさっぱり分からない。ネトウヨが伝統とか国体とかあるいは男系継承とか言ってスローガンを振りかざすのに近い感覚を覚える。

道を究めねばならぬというなら、白鵬は相撲道を究めようとしてないというのだろうか?
個人的には白鵬はその辺の日本人よりは道を究める美学を持ってると思ってるし、白鵬を通して昔の力士の偉大な部分を感じているが?
アナクロニズムな日本人の感覚だけを絶対視して伝統とか相撲道云々と、現場で戦い苦闘してる白鵬にイチャモンを付けるのはネトウヨそっくりに思える。

それと横綱は受ける相撲をして見せなければならなかったと言ってるが、白鵬が受ける相撲を全然してないと思ってるのだろうか?
それ以前に小林よしのりは現代相撲を舐めているような気がするんだが。
両手を付いて立会うことが推奨され、200キロ近い大型力士が全力で当たる現代相撲では立会いで安易に受けることが、即負けに繋がる不利な体勢になることが全然分かってないように感じる。

つまりは昔みたいな緩い立会いとかレスリングみたいな立会いを前提にするなら、常に受ける横綱相撲は可能かも知れないが、
現代相撲の速く激しくぶつかり合う立会いでは、受けるのを前提にした後の先の横綱相撲は至難の技で、プロレスの試合や巡業みたいなレベルの取組じゃないと常には成立し難い。
小林よしのりの言う横綱相撲は、昔の相撲を過大に理想化して巡業レベルの八百長相撲を推奨してるようにしか見えない。

というより国体、国技や伝統あるいは神事を理由にして一方では八百長的な部分を認めて、モンゴル人には八百長を疑って不当に排除したり差別するのに同調するのは、ネトウヨの価値観に迎合してるようにしか見えないんだが。

No.100 84ヶ月前

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