配信お疲れ様です。人も街も慌ただしいですね。

多くの日本人が「安定」の二文字に恋焦がれているのが現代です。独裁だろうが、長期安定政権ならいい。一にも二にも安定が大事。安定を脅かす者たちこそが悪。生活に苦労する親たちから、安定安定と急かされて育った若者たちが、与党にシンパシーを感じるのもまあ仕方ないかと思います。安定という「状態」が至上で、中身は二の次なのでしょうね。

そして、安定を守るためには、自分より立場の強い者の意向を忖度するのが一番の近道です。下手な自己主張をして目を付けられても困ります。なんだか一昔前のサラリーマン根性みたいですが、安定からの転落が日常の光景となった現代では、笑えない現実です。米国を最上とする忖度システムが、日本中に蔓延している。誰かを無理に得させた分のしわ寄せは下へ下へといきますから、大抵は貧しい弱者が叩かれる。かれらが自己主張をすると親の仇のように叩きまくる輩が多くいますが、そこには始終世の中の強者たちを忖度しなければならない「底辺未満の弱者」たちの怨念が満ち満ちていませんでしょうか。下の人達がそれより下の人達を叩くのは、彼らもしわ寄せの犠牲者だからでしょう。金持ち喧嘩せず、です。