希蝶 のコメント

 今号のライジングの感想です。
 といっても、殆ど、先の投稿であげてしまったやうな気もいたしますが。

 「ゴーマニズム宣言」第255回「譲位を巡り、天皇を侮辱する安倍晋三」
安倍は「府警」、ではない、「婦警」でもない、「不敬」だ(「父系」とは言ひかへられるかもしれませんが)。これだけです。
 高森先生の4月30日の深夜に譲位し、翌日の5月1日の即位といふ下りで、私は森脇真末味(もりわき ますみ)先生の{Blue Moon」といふ連作で、英一と英二の双子の兄弟が、兄は12月31日の午後11時59分に生まれ、弟が1月1日の0時0分に誕生したといふ話を思ひだして、ゲラゲラ笑ってをりました(なんと不敬なことだらうか)。
 それにしても、なぜ5月1日なんでせうかね。メーデーで、労働者のための日ではありませぬか。
 あへて、政府側に同情的な意見を述べると、機能主義、合理主義が先行して、いったいその伝統が何のためにあるのか、といふ歴史的なことや、精神みたいなものが忘れ去られてゐるやうに感じられます。
 週刊文春と同じで、やはりメンツの問題、になるのでせうか?愚かしい話です。子供の誕生会を「お友達」が参加しやすいやうに、日曜にする、といふ話とは訣が違ふのです(それだって、当の子供は傷つくかもしれない)。
 安倍にとって、「日本」とは「システム」で、「実体」ではないのかもしれない、そんなことを思ひました。かくの如き、優先順位、世に有益なもののみが存在するといふ思想が、現在のJR北海道や三江線の事態や、過疎問題・保育園問題にもつながってゐるのではないか、と憂慮いたします。
 「死馬の骨を五百金で買ふ」やうな無駄な先行投資が、将来を救ふこともあり得るのでは、と。

 トンデモ見聞録
 第59回「トンデモ本出現! 自民党大量購入の『モリカケ逃れ』バイブル」

 まあ、安倍を庇ひたい人はかばへばよろしいではないか、(どうせ私はよまないし)、といふところなのですが、それにしたって、ひどすぎますね。木蘭さんの紹介されてゐるところだけでも、安倍の国家の行政の最高責任者としての立場を、まるで考慮してゐない。
 以前、ゴー宣にゲスト出演するとかしないとかいふ騷動の際に、たまたまブログの文章をよんでみたことがあるのですが、「なんとかといふ漫画家が出てからの保守」とかいふ文章があったのには、唖然としました。せっかくの申し出を自分の都合で無にしておきながら、何をこの人はほざいてゐるんだらうか、と。
 実は件の本、書店で山積みになってゐたので、少しだけ立ち読みしてみたのですが、確か、このお方は、歴史的假名遣ひ推進者だった、と伺ひました。しかし、書かれてゐる文面は紛れもなく、漢字は新字体、かなは現代かなづかひでした。
 出版社の要請もあったのでせうが、日頃そのことを主張していらっしゃるのなら、さういふ著書を出してみられてはいかがか、と。
 昭恵(あきゑ)のことについては、何も言ひたくないです。勝手に雲の上にでも置きざりにして、やさしさから遠ざけて、遠い日の記憶でも切り裂いて、愛にこがれた胸を貫いて、後で、降りられなくなった、助けてくれ~、と叫ばせてあげたらいかがかと(ポルノとハガレンのファンの人、ごめんなさい)。
 なんか、このAなんとかさんのことについて、これ以上記すのは、時閒の無駄なやうな気がするので、ここまでにいたします。はっきり言って、こんなことで貴重な時間を費やしたくはないです(ただし、どしどしとりあげてほしい、と願ひます)。

No.148 84ヶ月前

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