希蝶 のコメント

 トンデモ見聞録第55回「伊藤詩織『BLACK BOX』と三浦瑠麗」
 ありふれた言ひ方になってしまひますが、痛ましい話だと思ひます。私も購入したのですが、年の離れた妹さんがゐて、といふくだりにぐっときました。自分には下のきゃうだいはゐないので、想像することしかできませんが。
 実をいへば、私は性行為が何を意味するのか、高校時代になるまで知らなかったんです。不思議なことに、(これを言ふと、小林先生は怒るのだらうか?)子供はX染色体とY染色体で性別が決まる、といふ話だけは学習漫画で知ってゐたのですが、染色体で子供が生まれる、といふ勘違ひをしてゐました。
 (だから、どこかの学者さんも、その漫画でもおよみなされたのではないか、といふ勝手な空想をしてゐます)。
 ゴルゴ13とかもよんだのですが、この人たちは上下に重なり合って、何をしてるのだらうか、と。
 理屈を聞いて、なるほど、と思ひました。露骨ないひかたですみませんが、侵入するものがなければ、生まれ出づるものはあり得ないです。
 しかし、ならばなほのこと、「双方の同意」や「相手の許可」が必要かと思ふのです。

 この問題は、実のところ、山尾さんのお話と共通してゐて、「男尊女卑」問題と同じやうな気がするのです。誰が好き好んで、自分の心の傷を、公表したがるものでせうか。
 場合によっては、「被害者ぶってる」と言はれることもあるわけです。確かに慰安婦問題とかは、さうなのかも知れないけれども。
 また「こどちゃ」を例にあげるけれども、羽山君が同級生の女の子を池の中に入れる、といふ話もありました。なぜ彼がそんなことをしたのか、といへば、それもお姉さんから「悪魔の子」と言はれてゐたのを、その同級生に言はれたから、だったわけです。
 のちに、彼は富士の樹海の中でも、その罪滅ぼしをしなければならなくなるわけなのですが。
 私は、この下りをよんでゐると、ブラッドベリーの「小さな殺人者」といふ短篇を思ひ出すのです。あれはただの怪奇小説ですが、子供を産むのは時には死につながるわけで、そこから生み出されたお話なのでは、と。
 妹さんが苦しまれる、といふ話では、例の鬼畜の話も、思ひ出します。

 とりあへず、BLACK BOX、改めてよんでゐます。雅子様の本も、凛もまだですし、課題図書は多いです。学問に王道なし(ちょっとちがふのかな)。汗牛充棟。
 それと、オルテガとかいふかたの本はまだ探してゐますので、見つけ次第。

 では、ぎりぎりになって、すみません。少し疲れました。

 ちなみに、ゴジラはアニメにもなるらしいです。「亜人」のスタッフで(TV番は以前、二話連続放送されて、取り損なってるんですが。再放送しないかな?)。

No.241 86ヶ月前

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