大阪都構想は「住民に選ばせる」と強引に案を住民投票にかけ、
わずかの差で否決されるという結論に至りました。
その後橋下がいったんは政権を引退し、維新も勢力を
衰えさせていっています。
安倍首相は議論ができないのでアウフヘーベンは期待できません。
野党の案丸呑みというのもプライドからないでしょう。
そもそも選挙中の党首討論で枝野代表の「個別的自衛権の強化」
という発言に誰も反応しませんでした。
自分の国を自分たちで守ろうとする意識は全くないのでしょう。
頭にあるのは対米追従と改憲した首相というレガシーだけです。
どうせ数の力で押し切られます。
天皇陛下の御譲位の時のようなすりあわせも、そもそもの意識が
違うので難しいでしょう。
都構想の時は他の会派は「都構想」でないもっと緩やかで熟慮の
大阪再編・行政の効率化を訴えました。
当然そんなものは今だにできていませんが。
安倍改憲案よりもっと自衛隊員を尊重し、もっと日本の安全に資すると
思わせる案、を提示することが大事です。
以前も述べたようにその案が採用されることはありません。
それによって護憲と合わせて安倍改憲案に対する反対が過半数になれば良いのです。
国民投票で否決されれば安倍政権の崩壊、
都構想の顛末は見て学んでるとして、うまく行けば９６条のように発議をあきらめる。
改めて安倍政権下ではなく改憲という運びにできるかもしれません。