男と女の間には深くて暗い溝があるというが、わしは女が戦争を語っても聞く気もしない。
これは女性差別なのか?
戦争になれば死を覚悟して国を守るのはやっぱり男の仕事ではないか。
国内でも、自分の彼女が襲われそうになったら、命がけで守るのが男じゃないか?
古代アテナイの民主主義では、政治を語る資格があるのは兵士=市民である。
家政のことは女と奴隷がやるものだった。
今は皇位継承の問題といい、日本の恐るべき少子化の速度を考慮すると、男尊女卑にこだわってる場合ではない。
保守するためのリベラルが必要だと言っているのである。
だが、国民国家の基本原則は、外敵から国を守るのは国民、とりわけ男である。
それを無意識に分かっている女は偉いと思う。
平和ボケで「国民」とは何かがわかっていない女が唱える男女平等は、わしは笑止千万だとしか思わない。
不思議なことにわしの周囲にいる女性たちは、みんな男に優しい。
妻も秘書も笹さんも泉美さんも、戦う男に対するまなざしが優しい。
ゴミ出しをさせられて、子どもの誕生日に直帰しない優柔不断な男を見ても、大変だなあと同情し、失われゆく父権への郷愁を理解してしまう、そういう優しい女性は、泉美さん以外にもいっぱいいると思う。
女だって戦っていると言い出したら、子供だって戦っているという甘えた言い訳も通用してしまう。
いざとなれば国のために命をかけるのが男であり、女子供ではないのだ。
潜在的には男は誰もが徴兵の対象だと、わしは考えている。
それを無意識で分かっている女は、男に優しいのだろう。
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