叢叡世 のコメント

牛乳石鹸、よーく分かりましたよ。

これって、以前藤原竜也が主演で出たテレ朝のドラマスペシャル『遺恨あり』というのと似ているんですよね。

あとは7年位前の言論界隈でまだ20代だった古谷経衡が映画監督の崔洋一に「歴史を語る資格はない」とどやしつけられた後に民俗学者の大月隆寛に月刊誌正論でかで逆に「何様のつもりだ」と言わしめた騒動と同じなんですね。

遺恨ありを観たことのある人には説明要らずでしょうし、古谷と崔と大月の“顛末”も存じ上げているならば説明は要りません。

7年前のことなので図書館からバックナンバーを探って読み返すのは億劫でしょうけれど、大月は崔のことを父権の残滓みたいなことを言ってのけたんですよね。
話の内容と言うよりも、傲慢に出て若者を一括でどやしつける様はとうに存在しなくなった父権的、父性的なものに縋るものだと指摘した、というようなことを覚えていますね。

よくよく考えれば志位るずのような若者に媚びておっさんとしての自覚や矜持すらすらなくしたおじいさん言論がここ最近幅を利かせていましたが、とは言え三浦瑠麗などの比較的若い言論人が出てきたら媚びるどころかおっさん臭さ出して旧来の構え方になる様もいまだ見かけるようですね。

私としては、21世紀も17年が過ぎ、平成も30年になりつつもう直ぐ終わりを告げようとして歴史が転換していく様を今、この時代を通して見ているんですよね。

明治維新で士族の特権がほぼなくなって没落していく人達が各地で叛乱を起こすようなものです。
戦後も華族とかの特権がなくなって皇室も柔軟な対応を迫られる中で呪詛を撒き散らしていた旧華族達のようなものです。

それで、今はただ男だけで威張れる時代は終わったということですね。

あのCMがどのような意図で作られたかは分かりませんが、明治維新の後に生まれた旧士族の子供たちというような感じでしょう。
男女雇用機会均等法が施行されてから30年余り、その後に生まれた子達がもういい大人になって世代交代が進んでいることでしょう。

小さな叛乱が約束をすっぽかすことだけ(笑)
あれが最初で最後の父権の発揮なのでしょう。

さて、一体何を洗い流すのでしょう?

日本を今一度せんたくいたし申候ですかね?

No.161 87ヶ月前

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