カレーせんべい のコメント

【大東亜論3 明治日本を作った男達】を読みました!
分厚い!濃密!だけど好きなキャラが沢山いる群像劇で楽しく読めました♪

私が印象に残ったのは頭山満が自らの指を詰めるシーンです。
武士が武器を刀から言論に変えた象徴的な場面であり、
今まで漠然と抱いていた「自由民権運動は非暴力で穏健な運動」というイメージとはかけ離れた、気迫に満ちた武士の決意に感動しました!

また、植木枝盛の演説にあった「世に単なる良政府などない」は完全に真理だと感じました。
「人民が政府を信じれば、政府はこれに付け込んで賊と化す。疑うべきなのだ!絶えず政府を観察して監督するのが人民の役目なのだ!」
これは、たとえどんな時代であって必要不可欠な『国民の態度』だと思いました!
そこに保守やリベラルといった思想的立場など全く関係ない!
そして安倍政権の私利私欲の腐敗を容認してしまったのは、残念ながら国民側に原因があると思うようになりました。

頭山満は、道義から堕落した藩閥政府に対抗するために、自らの指を詰めた。
もちろん今の国民は、自らの指を詰める必要はないと思います。
しかし必要なことは『最も公に資する意見は何か?』を日常的に考え続けることだと思います!
公を希求し続ける大多数の国民を前にしたら『悪政府』は存在できないと、私は信じます!!

【大東亜論3 明治日本を作った男達】がすごく面白かったので、
1と2と合わせて繰り返し読んでいこうと思います♪♪

No.89 90ヶ月前

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