サンパス のコメント

大東亜論第3部読み終わりました。
今回もこの時代の面々の若さ、熱さ、力強さを強く感じられ、
血沸き肉躍るような気持ちで一気に読み進められました。
主人公頭山や植木達は本当に立派な志士でありますが、
伴野をはじめとする敵役の面々も決して憎むべき悪ではありませんでした。
彼らにも彼らの信じる義があり、それを貫き通した武士でした。
今回、個人的に坊や頭の坊屋阿玉之介が印象に残りました。
見た目等描かれ方は一見小者のようですが、教え子を無駄死にさせたくないという強い信念を持っていました。
ただ、あまりに信念が強すぎて・・・ネタバレになるのでこの場では控えます。
しかし、あの頑強な頭山達に対して、面と向かって反論し続けるというのは、勇気のいる事です。
まさに命がけであったろうと思います。
そんな数々の敵がいたからこそ、頭山達もまたさらに磨かれていったのではないでしょうか?
「明治日本を作った男達」には、今回登場した全ての人々が含まれているのだと思いました。

No.110 89ヶ月前

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