トンデモ見聞録を読んであらためて、山口敬之は言わずもがな、中村 格にしろ、中村に山口の逮捕をもみ消すよう指示をしたであろう黒幕と思われる安倍も菅も、躊躇なくそれをしたんだなということがよくわかりました。
彼らには、強姦という犯罪をもみ消したという意識はまったくなく、そもそも被害女性の告訴に対して犯罪という認識がないのであり、事件と思っていないのですね。そのような発想は、根底に女性蔑視があるからで、それは記事の中で紹介されていた中村の言っている内容からも容易にわかります。
いかにもこの政権がやりそうなことなわけですが、一部の権力者のために凶悪犯罪者の逮捕をもみ消すという、ここまであからさまで卑劣な不正は、ふつうであれば世間は大騒ぎになるはずだし、官邸にいる人間の首が一気にいくつも飛んでおかしくないような話なのに、マスコミも、そしていくらでも批判や追及ができるはずの野党も、ずいぶん静かだなと思わざるをえません。これはいったいなぜなのでしょうか。
被害者は堂々と自ら顔を出して、自分が受けた被害を世の中に対して訴えているわけですから、セカンドレイプと言われかねない、または、それを助長することになりかねないから、などという言い訳は通用しません。

中村は民主党政権時代から内閣官房長官秘書官だったそうなので、トンデモ見聞録にもありましたし、一部報道にもあったように、自民党政権になったときに中村は、
「民主党の裏ネタも持ってる私を、便利に使っていただけると思いますよ。イヒヒ」
などと菅に自らを売り込み、菅は菅で、中村を官房長官秘書官のまま居させれば、なんでも官邸団としても、民主党対策にもなるしで使い勝手がいいだろうと、中村と菅（官邸）の利害関係が一致したのでしょう。

トッキーさんがブログで、平井卓也議員について、【今どきドラマで「悪徳政治家としてあんな態度の
人物出したら「わざとらしくてリアリティーがない」って言われそう】と書かれていましたが、菅と中村の
「おぬしも悪よのぉ」
という、おじいちゃんおばあちゃんが観ているようなベタな時代劇にありがちなセリフが聞こえてきそうです。
いや、奴ら腐りすぎてるから悪って発想持ってないか。ベタな時代劇の悪代官や悪徳商人の方がずっとマシってことだ。