四君子 のコメント

 今号のライジングの感想です。

 ゴーマニズム宣言第231回「グローバリストが共謀罪を望む」
 かつて小泉純一郎元首相が、「人生いろいろ、会社もいろいろ」と叫んで物議をかましたことがありましたが、国のなりたちはさまざまであり、風土・歴史の違いはあるのだと言えます。「大逆事件」やオウムのような事態はあるのかも知れませんが、それは権力側の都合だったり、自我を失った個人の組織所属願望であって、法で縛るものではなく、政治の側がどう社会の矛盾を解決してゆくのか、ということだろうと思うのです。そのようにみてゆくと、薬害エイズの問題や、教科書をつくる会の話とも重なってきてしまいそうです。
 築地市場の問題もそうですが、確かに新しいものをつくることも大事ですが、既にあるものをどういかすのか、を考えてゆかないと駄目だと思いました。何とか共謀罪法を潰すよう、野党に頑張ってほしいです。

トンデモ見聞録第37回「安倍政権 隠ぺい・詐欺用語辞典」
 私も、木蘭師範の指摘された「道場」は前半だけ見ましたが(その頃は、まだニコニコの会員ではなかったため)、世の中には独特の用語があると思っていました(「JKリフレ」とはどこの外来語かと思いました)。「岩盤規制」という言葉は、思わず道路工事かという思ってしまいます。「全く記憶にございません」という言葉は、かつて子供の間でも流行語になりました。私たちは、よく、ものをどこかに置き忘れて捜したりすることもありますが、金銭の授受となると、餘程その人は生活に何不自由なく暮らしてきたおぼっちゃんなのかと感じてしまいます。
 「テロ等」と言われると、「テロ」という言葉の有する脅威に目が行ってしまい、いかにもそのことで対策を立てるのが、正論であるかの如く見えてきます。テレビも、街角のインタヴューや討論で両論併記をしたり、番組の方針で都合の悪いところを編集したりしますが、これだって、「印象操作」でしょう。
 「抵抗勢力」といいますが、反対意見や野党があって、政治の公正さが保たれている側面もあり、少数意見を尊重することも民主主義の基本だから、親や上司から叱られて厭な思いをするだけではなく、その中にある人生経験にもとづく貴重なメッセージをよみとるように、自分にも社会にもいかしてゆく使命が政治家にはあるのだと思います。

No.135 91ヶ月前

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