配信、ありがとうございます。
自分もタイトルとは話題が違うのですが、共謀罪の事をコメントしておきます。

http://www.jprime.jp/articles/-/9839
この情報誌が解りやすいので貼っておきます。

国連人権理事会が任命する特別報告者のジョセフ・ケナタッチ氏が『プライバシーや表現の自由の侵害する恐れがある』と忠告したのに対し、安倍首相は質問には答えず「著しくバランスを欠き、客観的であるべき専門家の振る舞いとは言い難い」と暴論で返してます。
理屈で返さない点だけで見ると、典型的な独裁者の返し方だ。
しかも、自分の信頼をどれだけ壊しているのか自覚がないところが恐ろしい。

元々、国内でも共謀罪についてはプライバシーの侵害が強く問題視されていました。
またテロ対策なら現行法で対処できるし、ISに喧嘩を売るような真似をして日本に敵対を表明されるなど言語道断です。
デビット・ケイ氏の書簡で特に重要な部分を載せておきます。

書簡では、法案の「計画」や「準備行為」の文言が抽象的であり恣意的な適用のおそれがあること、対象となる犯罪が幅広く、テロリズムや組織犯罪と無関係のものを含んでいることを指摘し、いかなる行為が処罰の対象となるかが不明確であり刑罰法規の明確性の原則に照らして問題があるとしています。

少し前に先生も同じ様な指摘をしてくれたと思いますが、この最重要のポイントを共謀罪に賛同している自民、公明、日本維新は説明してくれたのでしょうか。
共謀罪の罰則対象が不明確かつ、広範囲な取り締まりが可能というのが恐ろしい所です。
このポイントの説明なく賛同して、共謀罪を通そうとしているならその政治家たちの方がはるかに恐ろしい人間ですが…。

後、安倍首相の説明が不十分にもほどがあります。しかも解りにくいというおまけつき。
怪しい事には皆の解らない言葉を使うようにしているのか。忖度と言ったり、不可逆と言ったり。
森友学園問題もいい加減に８億円の子細を説明すべきです。どうせ皆、忘れる訳がないのだから。

これは自論になるのですが、森友学園問題と加計学園問題。この巨額の不正疑惑については海外メディアに頼りたいところです。日本のメディアは本当に頼りになりません。
天皇の皇位継承問題についても日本のメディアのやり方では、必ず日本政府の意向が有利になる様になっている気がしてなりません。

「記者クラブ廃止」「独立機関設立」…国連特別報告者が提言 大手メディアはほぼ無視
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaihitofumi/20160426-00057026/

このニュースは大きな扱いをしてもいいのに日本のメディアはどこも記者クラブ廃止や、独立機関設立はどこも報道しなかった。あまりに意図的です。
これだけを見ても、日本のメディアは仕事放棄と見ていいほどの異常です。
独立機関設立、日本政府の息のかかっていないメディアは絶対に必要です。