よしりん先生が『週刊エコノミスト』の「読書日記」で挙げておられた、高山佳奈子『共謀罪の何が問題か』(岩波ブックレット)を読みました。 第1刷が5月18日とのことで、個人的には読むのが遅すぎたかな、と感じております。 ともあれ、内容は法の専門家による分かりやすい解説で、共謀罪は全く不要である、政府の説明はデタラメばかりである、ということが理解できました。 読書が苦手な人でも読み通せるように、平易な文体が用いられており、分量も71ページに抑えてあります。 マスコミがろくに報道しない事実を、とにかく一人でも多くの国民に知って欲しい、という高山教授の思いが伝わってきます。 おかげできちんと理論武装することができました。 本文にもありますが、「共謀罪賛成派」は本書の内容について論理的に反論できなければなりません。 軽々しく「テロ対策のために必要」と発言した人間は、その根拠をきちんと説明できるのでしょうか。 自分の発言に責任が持てない人間は、知識人だろうが芸人だろうが、公の場に出てきてはならないと思います。
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よしりん先生が『週刊エコノミスト』の「読書日記」で挙げておられた、高山佳奈子『共謀罪の何が問題か』(岩波ブックレット)を読みました。
第1刷が5月18日とのことで、個人的には読むのが遅すぎたかな、と感じております。
ともあれ、内容は法の専門家による分かりやすい解説で、共謀罪は全く不要である、政府の説明はデタラメばかりである、ということが理解できました。
読書が苦手な人でも読み通せるように、平易な文体が用いられており、分量も71ページに抑えてあります。
マスコミがろくに報道しない事実を、とにかく一人でも多くの国民に知って欲しい、という高山教授の思いが伝わってきます。
おかげできちんと理論武装することができました。
本文にもありますが、「共謀罪賛成派」は本書の内容について論理的に反論できなければなりません。
軽々しく「テロ対策のために必要」と発言した人間は、その根拠をきちんと説明できるのでしょうか。
自分の発言に責任が持てない人間は、知識人だろうが芸人だろうが、公の場に出てきてはならないと思います。