うさうさZ のコメント

 はじめましてのコメントになります。
 今回念願叶いまして、初めて『ゴー宣道場』に参加させて頂きました。

 民進党の皆様の表立って報道されない陰のご尽力の経緯を知ることができ、大変感動いたしました。
 また、師範の皆様の熱気を帯びた言葉の中に時々交えられるユーモアの数々に、厳しさだけではない柔軟な思想の懐の深さのようなものも感じ、本当にあっという間のひと時でした。

 会場でうまく感想を書き残せれば良かったのですが、ようやくですが考えがまとまりましたので、こちらに感想を1点だけ恐縮です。

 今まで皇統の男系継承絶対、旧宮家系の皇籍復帰を主張される方々に対して、男尊女卑的な思想への嫌悪感とは別に、言葉にできない違和感を感じていたのですが、なんとなくその理由がわかったような気がします。
 一つは彼らの主張である「たかだか70年くらい皇籍を離脱していたくらいで」という君臣の別をわきまえない不遜さ以上に「GHQからの指示で泣く泣く宮家を廃絶しただけで、昭和天皇も本心では廃絶に反対だった」と、本来は私的な感情を超えたところで公的に敗戦責任をお引き受け頂いたはずの昭和天皇の御心を逆手にとって自分の主張の盾とする危険性を感じるからです。
 仮に旧宮家系の皇籍復活を無理矢理に法制化まで運んだとしても、その根拠を昭和天皇の私心に置いてしまっている段階で、必然的に昭和天皇に有形無形の塁が及んでしまうということに何故気がつかないのだろうと。

 2つ目は、旧宮家系、果ては皇別摂家と無節操に皇籍復帰者を広げていくと、人数的な問題で必ず「ここまでは皇籍に復帰して良い者」という線引きを公的な法律でもって引かざるを得なくなってくると思われます。
 その規定が「今上天皇から数えて何親等以内の者まで」なのかどうなのかはわかりませんが、「四民平等」から「すべての国民は、法の下に平等」という近現代の流れと逆行する形で『現代の法が、血統の優劣を規定した挙句にそれに対して公的なお墨付きを与えてしまう』という怖さを感じるからです。
  
 道場の最後に小林よしのり先生がご自身の体験から血統というものをいたずらに尊ぶ危険性についてお話しくださいましたが、まさにその通りだと思いました。

 取り急ぎ、自分の感じたこととしては大まかに以上となります。
 長文の上に、乱筆乱文で恐縮です。
 またぜひ次回も参加させて頂けましたら幸甚です。

No.125 91ヶ月前

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