内閣が官僚の人事権を握ったことは聞いたことがあります。それでTPPで農水省の官僚に抵抗から賛成に転じた人もいたので、効果はてきめんだったのでしょう。
安倍政権はこの点、一貫していて、気に入らない人は首をすげ替えて、自分の思い通りになる人間を送り込んでいます。宮内庁しかり、日銀しかり。そして、国民も気に入らない奴を排除しようとするのが「共謀罪」…と言ったら少し強引か？

しかし、このやり方、本当に腹が立つ。しかも、「岩盤規制」を打ちやぶるためとか言って媚びへつらう奴もいる。甘えるな！って言いたい。
「岩盤規制」を破りたいなら、官僚と議論して、論破すればいい、それが出来ないというのであれば、最初から「岩盤規制」には正当性があったというだけの話です。
にも関わらず、自分の都合だけで官僚に圧力かけて押し通すやり方はめちゃくちゃですね！


前川氏の件について、彼はボランティア活動に勤しんでいる今が、官僚の最高位、事務次官を勤めたときよりも幸せなんじゃないかと思いますね。あの安倍政権の中での事務次官なんか、志ある人にとっては、無茶な「意向」の対応に追われて苦悩の日々でしかなかったかも知れません。
だから、本当はそっとしておいてほしかったはずで、テレビに出てしゃべることは本当に覚悟がいったと思います。ヒーローになりたいとかそんな気持ちで出来ることではありませんよ。
にも関わらず、政府は前川氏の個人攻撃に走る…。あれは政権に楯突くものへの報復であり、脅しである、そんな一面もあるはずです。
森友でも内閣の支持率はさして落ちなかった、それが公共の電波での弾圧にまで繋がったわけです。今度こそはあんなヤクザみたいな振る舞い、国民は許してはいけないですね！