monmon のコメント

SAPIO7月号のゴー宣2本立て読みました。1本目は小林先生が国会参考人招致で述べた意見がコンパクトにまとめられており、共謀罪の危険さを十分に認識する事ができました。
2本目では教育勅語の成り立ちや、当時の明治政府がいかに憲法に道徳を盛り込まないようにするか苦闘した経緯を始めて知りました。教育勅語は押し付けではなく、天皇と国民がともに手をたずさえ道徳を実践しようという、天皇と国民を繋ぐ文章だったのかと感じました。
中韓ヘイト記事、安倍政権擁護記事、高○クリニックの広告にうんざりして「ゴー宣は読みたいけど、SAPIOは買いたくない」というゴー宣・ライジング読者が増えているようですね。僕もその気持ちは十分わかります。しかし僕には「SAPIOがなくなったら、ゴー宣や大東亜論が読めなくなってしまうんじゃないか」という懸念があります。そもそもヘイトネタでないと、本や雑誌が売れないという状況に問題があるのですが。
話はずれますが、先日札幌市内の本屋を何軒か周ったのですが、歴史・社会問題コーナーには中韓ヘイト本、リベラル批判本ばかりで目眩がしそうになりました。
ひどい所だと在特会・桜井誠の「日本第一党宣言」、大高未貴が慰安婦問題の吉田清治の長男にインタビューしザンゲさせた本、「テコンダー朴」というヘイト漫画が山積みになっていた書店もありました。
特に「テコンダー朴」は第一巻は一冊だけビニールがはがされて立ち読みできるようになっており、第二巻は全てビニール梱包の状態で売っているという念の入れようでした。一巻が面白ければ、二巻もまとめ買いするだろうという目論見かも知れませんが、僕が立ち読みしたところ絵がチンチクリンの下手くそで、何を書いているか全くわかりませんでした。そもそもレジに持っていくのも恥ずかしくなるような表紙で、一冊すら売れてる気配がありませんでした。
ヘイト本、リベラル批判本が書店に溢れている状況を見るだけで、日本の保守論壇どころか読書文化が堕ちる所まで堕ちているなと感じる、今日この頃です。

No.356 90ヶ月前

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