hiro のコメント

前川喜平氏は本当の公務員であり、本当の教育者です。
私は学校で働く公務員で、役場とのやりとりも多いのですが、
私利私欲に走り、全体に奉仕することもない公務員もたくさんいます。
現状に目を向ければ、「貧困」「格差」「弱者」こそが問題で、
そこに気がつくかが公にあるか私にあるかの分かれ目だと思います。
退任時のメール、退任後のボランティアは素晴らしく、
省庁にこもらず「実地調査」した結果なのかはさておいても、
授業が最後まで行かず、「あとは塾で教えてもらってください」と言った
本校の若い教師とはえらい違いです。
私も公僕の端くれとしてボランティアで知り合った子どもたちに
のべ4年勉強を教えていました。
周りの教師からは「えっそんなことをして何の意味があるんですか?」と
言われたこともありました。
「意味なんてないよ、決まってるじゃないか」と言ってやりましたが、
成績が上がって志望校に合格した子、子宝に恵まれて元気に過ごしている
母子家庭だった子の話を聞くと、何かの意味はあったのかなあと思います。
現職にあればボランティアはなかなか難しく、
前川氏は退任してようやくそのような機会に恵まれたという
気持ちなのかもしれません。
あとは「そのときに言え」という官房長官の言葉。
立場や周りの状況でできることとできないことがあります。
私も「人権侵害だ」「法令違反だ」と言って処理を拒否しても
ダメなときはダメでした。別の誰かがやるだけです。
前川氏もそのとき言ってもダメなことは充分に分かったはずです。
私は左遷されるほどの地位もありませんが前川氏の場合は
退任等させられたであろうことは、退任後でもこれだけ攻撃されている
現状を見れば、普通は分かることだと思います。
退任してようやく訴える機会に恵まれた、罪滅ぼしの場とも
考えてるのかもしれない、私はそんな気がします。

No.189 92ヶ月前

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