芸人が風刺をしない・やりにくい風潮というのは問題ではありますが、個人的にはいしいひさいち先生のような風刺マンガを書きまくるマンガ家が現れてほしいなとも思います。 いしい先生の政治風刺は小泉政権の時代までは猛威を振るっていて、ファンとしては非常に痛快な思いをしていたのですが、現在は朝日新聞連載の『ののちゃん』と公式サイトに少しずつ発表するナンセンスマンガに仕事を絞っておられて、風刺は一切描かなくなってしまいました。 あと、ナンシー関氏が存命ならば、籠池のおっちゃんや昭恵は絶対版画にして、エッセイで色々書いていたのではないか、と想像してしまいます。 「反権力」という意味では、日本のロックに全く元気が感じられないというのも個人的には残念です。 うまいことオシャレな表現を使っている恋愛ソング・元気が出るソングというものがやたら多くて、ロックとポップの境目が分かりません。 大音量のエレキサウンドで「大衆に過激なメッセージをぶつけてやる!」と意気込む骨太ミュージシャンとか出てこないですかねえ。 お笑いもロックも文化として成熟しすぎていて、無難に人気を集めればそこそこ食えるようになっているのがかえって弊害になっているのかもしれません。 表現のためにリスクを冒すという人間が減ってしまっているのでしょうか。
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芸人が風刺をしない・やりにくい風潮というのは問題ではありますが、個人的にはいしいひさいち先生のような風刺マンガを書きまくるマンガ家が現れてほしいなとも思います。
いしい先生の政治風刺は小泉政権の時代までは猛威を振るっていて、ファンとしては非常に痛快な思いをしていたのですが、現在は朝日新聞連載の『ののちゃん』と公式サイトに少しずつ発表するナンセンスマンガに仕事を絞っておられて、風刺は一切描かなくなってしまいました。
あと、ナンシー関氏が存命ならば、籠池のおっちゃんや昭恵は絶対版画にして、エッセイで色々書いていたのではないか、と想像してしまいます。
「反権力」という意味では、日本のロックに全く元気が感じられないというのも個人的には残念です。
うまいことオシャレな表現を使っている恋愛ソング・元気が出るソングというものがやたら多くて、ロックとポップの境目が分かりません。
大音量のエレキサウンドで「大衆に過激なメッセージをぶつけてやる!」と意気込む骨太ミュージシャンとか出てこないですかねえ。
お笑いもロックも文化として成熟しすぎていて、無難に人気を集めればそこそこ食えるようになっているのがかえって弊害になっているのかもしれません。
表現のためにリスクを冒すという人間が減ってしまっているのでしょうか。