第三次安倍政権＆自民党不祥事一覧・補足
2015年
2月
磯崎陽輔首相補佐官が、改憲について「国民に１回味わってもらう。怖いものでないとなったら、２回目以降は難しい事をやっていこう。」と環境権などから改憲していき、慣れたところで憲法９条に手を付けようという「お試し改憲」を主張。
「国民の意識をあまりにも軽く見ている」と批判される。
磯崎氏はかつてツイッターで、立憲主義を「学生時代に講義で聴いた事がない。昔からある学説なのか」、ＡＫＢ総選挙についても「総選挙の投票券を金で買うという点は、コンプガチャと同様の問題があると考える。一人一票を選挙管理規則に規定すべき」とツイートしたトンデモエリート。これで東大法学部出身。

3月27日
「報道ステーション」でコメンテーター・古賀茂明氏が自らの番組降板をめぐって突然私的な発言をし、キャスターの古舘伊知郎と口論になる。
「菅官房長官をはじめ、官邸の皆さんからバッシングを受けてきた」と官邸の意向が、自らの降板や原発問題に取り組んできたチーフプロデューサーの更迭に繋がったと匂わせる発言をする。菅官房長官は30日の記者会見で「全く事実無根」とし、「放送法があるので、まずＴＶ局がどう対応されるのかを見守りたい」と述べる。

4月17日
自民党・情報通信戦略調査会が報道番組の個別の内容に問題があるとして、テレビ朝日、ＮＨＫの幹部を呼びつけ事情聴取する異例の事態。テレ朝は「報道ステーション」の古賀発言、ＮＨＫは「クローズアップ現代」の「出家詐欺」のやらせ問題について聴取される。
調査会がＢＰＯへの介入も視野に入れていると報道され、川崎二郎調査会長もＢＰＯの対応に納得がいかない場合を念頭に、「（政府には）ＴＶ局に対する停波の権限まである」と恫喝ともとれる発言。

5月20日
民主党・岡田克也代表（当時）との党首討論で、岡田氏が集団的安全保障をめぐり「きょう、総理が述べられた事ひとつも納得できませんよ。間違ってますよ。」と疑問を呈した事に対し、安倍首相が「我々が提出する法律についての説明は全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから」と前代未聞の答弁。
総理大臣が言う事が全く正しいのなら、紛れもなく独裁政権です。
共産党・志位和夫委員長との党首討論でも、志位氏の「ポツダム宣言の認識を認めないのか」との質問に対し、「私はその部分をつまびらかに読んでおりませんから、ここで直ちに論評する事は差し控えたい」と発言。

5月26日
安倍首相、安保法制の国会審議で「戦争法案という批判はまったく根拠のない、無責任かつ典型的なレッテル貼りだ」と発言。「レッテル貼り」という言葉は安倍首相の口癖。

5月28日
安倍首相、衆院特別委員会で民主党・辻元清美議員がホルムズ海峡での自衛隊による機雷掃海について話している途中、「早く質問しろよ！」と叫び議場が騒然となる。
その後「言葉が過ぎたとすれば、お詫び申し上げたい」と謝罪。辻元氏は「愕然とした。一国の首相として悲しくなった」と記者団に語る。