四君子 のコメント

○ 泉美木蘭のトンデモ見聞録第33回「国民は安倍首相にバカにされている!」
 こちらも安倍批判ですが「支持率」をかさにきる首相の姿には、Q&Aコーナーでもとりあげられてある「ツィッターで話題に」とか、「ネットで話題に」という言葉を想記して、おぞましさを感じさせられます。
 あまり他人のかいた記事にはかかわらないと宣言しましたが、これは共感できます。私もツィッターをふた月だけやってみて、「自分に向けてメールを出している感覚」・「フォロワーの数の競争」・「お気に入りの記事の数の量」、それとリツートとかリストの作成とかいった作業があほらしくなり、「こんな狭い空間内での人気投票を限られた人たちとやっていて、どうなるのか、時間の無駄だ」と感じてやめました。ただお断りしておきますが、このメールマガジンに投稿されているかたの中にもtwitterをされているかたもいらっしゃるわけですが、そういうかたがたを批判しているわけではありません。私の性に合わないと言っているだけです。
 そもそも、政治家は人気があれば良いのでしょうか。場合によっては、人質を見殺しにする位の非情な決断を下さなければいけない場合もあるわけで、そのときは人気などではなく、大局を見据えた判断をしなければいけないのではないでしょうか(繰り返しますが、イスラム国事件は、安倍の発言が招いたものであって、この場合は、安倍は湯川氏と後藤氏のかわりになる位のことをしないといけなかったと思います。それが「過ちを犯したら、行動を改めればいい」という意味ではありますまいか)。
 あと、顏がテカっている、笑えました。国民(観客)の目を別の方向にそらして、もう片方の手で種をしかけるというのは、手品師の基本です。
 
 にしても、同じアベでも、遣唐使で二十歳前後で入唐し、帰国しようとしたけれども、海難事故でヴェトナムまで流されて、命がけで唐土にもどり、結局長安で没した阿倍仲麻呂のようなかたも居られるわけですよね。言動の軽い現首相との差はどこから生じるのでしょうか。今回の記事をよんで、そんなことを感じました。
 ただ、漫才のかたも、立場があるのでしょうか。まさか、会社方針にたてついて、安倍非難をして、失業するわけにもゆかないのでしょう。そのことが、ポピュリズムと結びついた政治となり、パンとサーカスの供給の中に知らず知らずに共和政ローマを元首政にかえてしまった歴史とも、つながっているようにも思えました。
 ちなみに、今週の日曜は、「行列のできる法律相談所」の裏番組で、発達障碍の特集をNHKでやっていました。客観的にみて、公論につながる話だと思いますので、再放送したら、興味のあるかたは見てほしいと願います。今週中はやらない筈です(私は、もうこういう話はかきません)。

No.168 92ヶ月前

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