M.O のコメント

「共謀罪」法案の強行採決で不安や憤りを感じる方も多いとは思いますが、官僚はバカばかりではなかった、というニュースを見つけたので貼り付けをさせていただきます(「共謀罪」とは無関係です)。

経済産業省の産業構造審議会総会(第20回)の配付資料「不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」が、現代の日本が抱える問題をリアルに取り上げいる、とネットで話題になっているようです。
格差社会、相対的貧困、現役世代への重い負担といった現状を豊富なデータでまとめてあります。
本文中の文言には人によって異論があるでしょうけど、これだけデータが揃っていれば自分なりにいろいろと考察することが可能です。
以下のURLより「資料2」のリンクでPDFで閲覧できます(ダウンロードも可)。
http://www.meti.go.jp/committee/summary/eic0009/020_haifu.html

20代~30代の経産省の官僚が、こうしたリアルな議論を行っていたというのは、ほのかな光ではありますが、見守っていく価値はあるのではないでしょうか。
同じように志の高い官僚や職員が、財務省や法務省などの現状を打破するべくひそかにエネルギーをため込んで準備しているかもしれません。

だから、我々国民も準備しておく必要があると思うわけです。
確かに「共謀罪」の強行採決は腹立たしいです。
でも、これで終了したわけではありません。
権力や行政の側に動きや変化があった場合に、対処していかなくてはならないと思います。
それに備えてしっかり自身の考えを深め、議論が出来る心構えを持っておく必要があるでしょう。

絶望したときに怖いのは、権力側からの「甘い言葉」ではないでしょうか。
そんなものに惑わされないためにも、「保守」としてしっかり未来を見据えておきたいと考えています。

No.113 90ヶ月前

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