第二次安倍政権＆自民党不祥事一覧
どこまでお役に立てるかわかりませんが、今回の「ゴー宣」で書き漏れていた出来事を補足させて頂きたいと思います。
参考文献は徳山喜雄著「安倍晋三迷言録」（平凡社新書）です。
2014年
８月６日・９日
安倍首相、広島と長崎の平和祈念式典に出席。
広島と長崎ともに式典のスピーチの冒頭部分など、およそ半分が前年（2013年）のものと酷似していた事が発覚。
「コピペで被爆者軽視だ」と批判される。

８月９日
自民党・土屋正忠代議士が、田上富久長崎市長の平和宣言をブログで以下のように批判。
「長崎市長は核廃絶について語るから権威があるのだ。集団的自衛権云々という具体的政治課題に言及すれば権威が下がる」
「政治的選択について語りたいなら長崎市長を辞職して国政に出ることだ」

11月25日
ＮＰＯ法人代表をつとめる大学生が小学４年生になりすまし、解散・総選挙に批判的なサイトを開設して問題になった件に対して、安倍首相がフェイスブックで「批判されにくい子供になりすます最も卑劣な行為だ」と批判。
ネット上でこの発言を疑問視する声が出るとたちまち削除し、改めて「過ちを犯してしまったら、行動を改めたらよい」と書き込み。
のちに読売新聞の特別編集委員が記者会見で「一国の首相がやる事なのか?」と否定的なトーンで質問するも、「時代の変化だ」とさらりとかわし意に介さず。

12月14日
安倍首相、衆院選「大勝」の夜に「ＮＥＷＳ　ＺＥＲＯ」出演。
村尾信尚キャスターの「アベノミクスでも実質賃金は減っている」という質問に、イヤホンを外し血相を変えて一方的に反論。イヤホンを外しているので、村尾キャスターの質問は全く聞こえていない状態。
「村尾さんのように批判しているだけでは何も変わらない」と言った後にイヤホンを付け直したが、「音がうるさい」という理由で再び外す。
結局は人の話を聞かない、安倍ちゃんの独演会状態で番組が終了。
同じ日に池上彰の番組に出演。池上氏が「アベノミクスはずいぶん訴えたが、集団的自衛権の憲法解釈をあまりおっしゃらなかった」と質問。これに対し首相は「そんなことはありません。私は７～８割は安全保障について話しているはずですよ」と即答。
しかし朝日新聞の調査で実際は全国74回の演説のうち、安全保障に触れたのは半分以下の31回と判明。しかも31回のうち「集団的自衛権」という言葉を使用したのは13回、選挙戦後半の５日間は一度も使用していないというオチつき。