今号のライジングの感想です。
　安倍政権の不甲斐なさ、杜撰さをよくまとめてくださったと思います。アルジェリア人質事件や、オバマ来日時の天皇陛下の不当な扱いについては、あいた口もふさがりません。石破氏は、先日のプレイボーイNo.16の「JR北海道　私ならこう立て直す!!」や、SAPIO4月号の小林先生との対談では、味わいのあることをのべられていますが、テロとデモの違いについての混同に関しては、やはりこのかたも政権与党の幹事長だったのか、と考えさせられてしまいました。クルーズトレインにしても、結局今のご時世だと、富裕層しか乗車できないのではないか、と。
　こういう流れをつくってしまったのには、小泉政権があったからなのか、と思うと、民主主義の及ぼす害悪を思わずにはいられません。
　デモということで、「民主主義という病い」をよみかえしてみましたが、アラブの場合は、「悪（独裁制）」がほろびれば「善（民主制）」が生まれるわけではないけれども、日本の場合は「公」があって、安全（治安）が保たれているので、地域によっても、かくも事情は異なるわけです。今になって「共謀罪」をもうけて、表現の自由を縮小させ、「もの言う人」が発言できなくなる世の中を作ってはならないということで、時浦さんのツィッターで、宮嶋さんの批判をしたら、そのことへの反論が殺到したという話ともつながるのではないか、と思いました。それに、漫画にしても、アニメにしても、一個人だけでは制作できないことを、もっと考えるべきだと思います。担当編集の人の力も大きい筈です。

　木蘭さんの方ですが、この話題、はやく昭恵や安倍があやまって、責任をとれば良いだけではないのでしょうか。財務省も、黒塗り書類で事実を糊塗するのではなく、はやく真相を、それこそ厚生省の薬害エイズ事件のように公表して欲しいと願います。私は、黒塗り資料と言うと、何だか終戦直後の黒塗り教科書を想記してしまい、気色が悪いです。

　あと、昨日の東京新聞の記事についてものべておきますが、与党は「皇室典範特例法」をやはり「上皇」・「上皇后」で通そうとしているみたいで、このことでも頭を抱えてしまいます。
　疲れたので、ここまでにします。