四君子 のコメント

 前回告知したよしりん辻説法の感想です。
 昔、NHKの人形劇で「新八犬伝」がありましたが、
 その中で、人柱の話があったような記憶があります。
 そのエピソードでは八犬士の玉による奇蹟は起こらず、少女はそのまま人柱になるのですが、
 幼心に、むごい話もあるものだと思いました。

 実は「犠牲」と書いて、「いけにえ」ともよみます。
 人身御供を供えるのは、昔の人にとって、安全保障の唯一の手段だったわけなのでしょう。
 それは放射能がからだに良いとかいう盲信とか、
 人の心が水の流れを左右するといった擬似科学とか、
 何も知らない人にとっては、溺れる者は藁をもつかむような心境におちいりがちなのではないか、と思います。

また、手塚治虫先生の作品を例に出してすみませんが、
 「火の鳥」に「生命篇」という話があります。
 TVの視聴率アップのために、クローン人間のハンティング番組を企画しようとした男が、逆にクローン人間になって、殺される立場になるという話なのですが、
 自業自得とはいえ、何だかとても気の毒で、残酷な話だと感じました。
 この場合は、科学でも信仰でもなく、ただの人の娯楽、刹那の快楽を求めた結果、生み落とされた悲劇なのだけれども。
 いけにえであることには、かわりはないと思います。
 明治天皇のクローンをつくればいい、という意見がありましたが、
 このエピソードと同じ事を意味しているのだと、男系派が気がついて欲しいです。

 誰かが犠牲になったり、いのりを捧げるために自由を奪われる世界があってはいけない、と思います。
 天皇制についても、皇族がたの将来を決めるという目的のためにも、
 内親王家を設置するなど、はやく解決して、時代にあった皇室になって欲しいです。

追記:
 戦隊物の話で申しわけないですが、「デカレンジャー」でも、伝統とはかわるものだ、といった話がありました。

No.38 91ヶ月前

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