四君子 のコメント

 今号のライジングの感想です。
 先に小林先生の方から記します。
 「綸言汗の如し」ということわざを思いました。一度口に発してしまった言葉や、文章にしてしまったことは、取り返しがきかないと思っています。
 だから、慎重にしなければならない。みづから慎まなければならない。
 大臣の失言問題は、他人事ではない、我が身に置き換えて考えなければならないと感じました。

 今村という大臣の言動は、どちらの場合も明らかに首を捻るものでした。
 ああした公の場で感情をあらわにして、記者を無礼者扱いするのはみっともないです。
 首都さえ守れれば、日本を防衛できる、と思っているのでしょうか。
 二階というひとは、自分の部下を守ろうとするという点では立派だと思います。
 勿論、発言内容は最低ですが。

 人と人とのコミュニケーションは、本当にむづかしいと思います。
 自分ではそのつもりではなくとも、相手を傷つけていたり、迷惑をかけていたりすることもあり、
 そのことに自分では、まるで気づいていないこともある。
 だから、何が何だかさっぱり分からず、右往左往する。何がいけなかったのかと考え、問いただしたりする。そのことがよけいに相手をいらだたせる。
 けれども、その責任は自分が負わないといけない。

 手塚治虫先生の作品を例にあげてすみませんが、
 「火の鳥」に「異形篇」という作品があります。
 詳しい粗筋は省きますが、
 あの物語で八百比丘尼の犯した罪は、いくら多くの命を救い、助けたとしたところで消えないものなのでしょう。
 けれども、それを断罪したとしても、また同じことが繰り返されるわけで、
 人の原罪はかなり奧深いところにあるのではないか、と。

 前にも記しましたが、ブラック・ジャックの癌治療器の漫画にもあるように、事実を認識したら、心から謝罪するのは、必要ではないか、と思います。
 あと、自分は高みから見て見ぬふりをする猿にはなってはいけないと感じるので、この場に投稿しています。番組を見損なったり、録画忘れ、失敗や、雑誌を買い忘れたりするのは、よく経験することなので、その悲しさ、悔しさはよく分かるため、告知しています。

No.37 92ヶ月前

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