四君子 のコメント

 申しおくれました。今回もライジング配信、有り難うございました。

 忖度ということについて、書き忘れていました。

 生放送で、官僚は忖度をしてはならないと小林先生はおっしゃられましたが、これは社会全般において当てはまることです。
 すなわち、上司の意向を確認せず、自己判断でものごとをすませてしまうと、「勝手なことをした」としかられ、場合によっては懲罰を受けます。
 その一方で、日本人の文化では、相手の気持ちを思いやることが、より重視されます。そこで、「忖度」といった言葉が取り沙汰され、自己の推理力による他者の気持ちの推し量りが日常茶飯事となります。
 私は、そこで分からなくなってしまうのです。いったい、どこまでを相手の感情を推量してすすめ、どこまでを上司の指示通りのおうかがいを立てなければならないのか、と。
 自分では、上の人の判断を仰いだり、報告をかかさずにしていると思っていても、なぜか自己判断をした、ということになって、しばしばとまどったりします。
 上司がほかの作業で手がはなせない場合だったり、小さなトラブルだった場合には、否応でも自分の判断で物事をすすめ、事後報告になることもしばしばでしょう。逆に、上司の手のあくまで待っていて、それからおうかがいを立てたりしたら、「こんなことも分からないのか」と言われたりすることもあるのです。
 とはいえ、役人というのは、自分のためだけではなく、公共のために慎重を帰す仕事なので、下のものが何かを自分で決めて処理してしまってはいけない職務なのだろうと、この前の生放送を聞いて、思いました。周囲からは、「おまえは官庁につとめるしかない、官庁なら、決められたことだけやっていればいい、官僚になるのは大変なんだぞ」と言われたりもしたのですが、今思えばそういう問題もあったので、その道だけは進まなくて良かったと思っています(単にもの覚えが悪く、興味を持ったことしか理解しづらかった、といった事情もあるのですが)。

No.103 92ヶ月前

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