monmon のコメント

今更ですが「よしりん辻説法」第三回の感想です。小林先生の「ミスター女子力」「ハンカチ王子」ぶりだけでなく、僕も大いに共感できる部分が多くて楽しめました。
先生が外出時にハンカチを忘れると不安になるという気持ち、僕も凄くわかります。先生が目撃したという、トイレのあと手を洗わずに異性と手を繋いでる人のエピソードは、信じられないと思いました。僕は時々AKBの握手会に参加しますが、トイレの後は念入りに手を洗います。手を洗わずに握手をするなんてメンバーに申し訳ないし、万が一、洗い忘れたところを他のファンに見られたら「そんな手で握手をするのか!」と怒られそうだからです。
一番驚いたのは、先生が自宅のトイレで小便も必ず座ってするという事でした。実は僕も小便が飛び散ったり、便器を汚すのが嫌なので、小便の時も必ず座ってます。先生は「立ちションもできない男なんて、軟弱じゃ!」と言う人だと思ってただけに、僕も先生と同じだったんだと安心しました。
あと「わしは女・子供は守らなくてはならないという、マッチョな感覚はあるが男尊女卑ではない」という言葉はとても腑に落ちました。現代の日本ではマッチョ感覚と、男尊女卑の区別がつかない男性が多すぎるという事がよくわかりました。
ラストの岸端さんの「女子力なんて、戦争や災害といった非常時には何の役にも立たない」というセリフは凄かったです。「女子力なんて平和な日常だからこそ言える事で、それよりも非常時でも強くたくましく生きられる力を身につけろ」と言われているような気がしました。
この作品でNMB48・吉田朱里の総選挙77位から紅白6位の大躍進の理由を、初めて知る事もできました。先生はこういう所まで、AKBグループをリサーチしてたんですね。
最後に「よしりん辻説法」は、SPA連載時の初期ゴー宣のノリに近いと感じました。僕は結構いるであろう、「ゴーマニズム宣言の小林よしのり」しか知らない人にこそ、この作品を読んでほしいと思いました。

No.79 94ヶ月前

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