M.O のコメント

先日の生放送「籠池のおっちゃん、頑張れー」を楽しく拝見しました。
その中で小林先生が、「そこまで言って委員会」という関西ローカル番組に言及した上で「大阪の劣化保守は酷い」といった発言をされていて、大阪府民である私には耳が痛かったです。
何しろ、私自身が2016年初頭頃までは立派なネトウヨでしたから。

ただ、少し言い訳(?)を申しますと、私が在住している高槻市は昔から左翼風土が強い地域でした(他の市町村については私は知りません)。
大阪府自体、在日コリアンが多く生活しており、部落差別問題も抱えています。
そして私が小中学生時代であった1970年代~80年代は、日教組の影響力もまだまだ強かったでしょう。
「だから」と言えるかどうかは分かりませんが、「保守ブーム」が到来して反動で「劣化保守」になった人も多いかもしれません。

私の小中学校時代の教育について箇条書きにしてみます。
1)「君が代」は歌ったことがない。国旗は掲揚しない。
2)「君が代」は「天皇の世が末永く続くことを歌った権力者称賛の歌」と教わった。
3)「狭山事件」という全く馴染みのない事件について教えられ、「これは冤罪だから、被告が一日も早く刑務所から出られるように皆で応援しよう」という作文を何度も書かされた(小学校1,2年生当時)。
4)在日コリアンの児童が集まる「子ども会」が存在したが、その活動を見学しろ、市民会館での催しを見に行け、と教師から強制された。
5)「地元集中活動」という、公立高校の偏差値格差を無くそうという活動が中学校教師の中で行われていた。私はお陰様でそこそこ勉強ができたが、中学校のすぐ傍にある「並の偏差値の公立高校」への進学を猛烈に薦められた。

こんな環境だったので、大学に入るまで「君が代」は公の場で歌ってはいけないと思っていましたし、在日コリアンとの間にかえって溝を感じてしまい、腫れ物に触る感じで接するようになってしまいました。
もちろん、歴史教育は自虐史観でした。

時代を考慮すると、大阪や高槻が特別なのだとは思いませんが、過去の学校教育を否定したいがために「劣化保守」に走った人がいたとしても驚きません。
私もその一人でしたし。

ただ、大阪の「劣化保守」のリーダーの一人である辛坊治郎が、「そこまで言って委員会」だけでなく、「す・またん」「ウェークアッププラス」を含めてすべての曜日で読売テレビに出演しているのは、さすがに恥ずかしいですね。
宮根誠司の「ミヤネ屋」は下品なので見ていません。
その他の「おはようコール」「ちちんぷいぷい」といった情報番組は、庶民感覚を反映したまともな内容だとは思うのですが……。
長文、失礼いたしました。

No.102 92ヶ月前

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