「左」「右」の話をとても簡素で丁寧に論説してくださり、自分の頭の中を再び整理することが出来ました。na85さん程のリテラシーは無いのですが、自分も西部氏の著書を読んでいました。そして同じ様に今は読んでいません。

もう読まなくなったといえば、渡部昇一氏の著書も以前は読んでいました。
「天皇論」でお二方が対立する以前に既に渡部氏の著書には飽きていましたが、実はよしりん先生の著作物を読み、嵌る切っ掛けになったのは渡部氏との対談本「愛国対論」で先生に興味を持ち始めたからなんです。
その本で渡部氏は「盤石なアメリカの幕藩体制みたいなものができていく」と予言していました。あれから十数年が経ち一極支配の構図どころか終わらないテロとの戦いやらリーマンショックやらでアメリカは世界中に混乱を招いています。今から思うとあの言分は、体たらく振りを見せ付けられても盲従する自称保守派のマゾ的な只の願望でしたね。
逆によしりん先生の予言は怖い位に的中しまくりです。せめてアベノミクスの予言は外れて欲しいのですが・・・。

それより以前、自分にとって「保守」と云う言葉は「保身」と同義語でした。思想に興味のない今の一般庶民も同じように考えてると思います。結局、本来の定義とは違っていても保守＝保身という感覚は間違っていませんでした。