まだ各党が全体会議の合意文書にサインしたのかわかりませんが、(小沢一郎さんは典範改正でないとサインしないと言ってますが)高森先生が仰るように、現状、安倍内閣がクソのような閣法を好き勝手書く危険を考えれば、抑止力として少しでもマシな国会合意を取り付ける意味はあると思います。 その上でですが、今後の闘い方を考えるにあたり、注意すべき点があると思います。 一つは、全体会議は政府に立案を求めていることです。社民党が当初主張していた議員立法が可能ならば、まだ皇室典範本則改正の芽もありますが、その可能性は限りなく低いと言わざるを得ません。 もう一つは、政府は全体会議の合意を踏まえて、この期に及んでまた、あの御厨の有識者会議を再開させる予定であることです。全体会議で与党ですら一言も触れなかったあの有識者会議を挟むということは、もともと折衷案である国会合意にさらに政府の意向を混ぜ込む危険性があります。 ですから、我々も今後はいかにして政府を監視していくかを考えなければならないと思います。
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小林よしのりチャンネル
(ID:28167152)
まだ各党が全体会議の合意文書にサインしたのかわかりませんが、(小沢一郎さんは典範改正でないとサインしないと言ってますが)高森先生が仰るように、現状、安倍内閣がクソのような閣法を好き勝手書く危険を考えれば、抑止力として少しでもマシな国会合意を取り付ける意味はあると思います。
その上でですが、今後の闘い方を考えるにあたり、注意すべき点があると思います。
一つは、全体会議は政府に立案を求めていることです。社民党が当初主張していた議員立法が可能ならば、まだ皇室典範本則改正の芽もありますが、その可能性は限りなく低いと言わざるを得ません。
もう一つは、政府は全体会議の合意を踏まえて、この期に及んでまた、あの御厨の有識者会議を再開させる予定であることです。全体会議で与党ですら一言も触れなかったあの有識者会議を挟むということは、もともと折衷案である国会合意にさらに政府の意向を混ぜ込む危険性があります。
ですから、我々も今後はいかにして政府を監視していくかを考えなければならないと思います。