四君子 のコメント

 「よしりん辻説法」の感想です。
 「太陽の季節」の話ですが、北条時頼の母の松下禅尼(まつしたの ぜんに)が障子の破れたところだけを部分的にはりかえて、ものの大切さを教えた、という話を思い出しました。その後の主人公たちの行為を見ていると、男の方も女の方も、「けものフレンズ」ぢゃない、けものそのもののように見えます。
 石川達三の作品に関しては、書店にも置いてなかったので、確認できませんでした。「マイ・ガイ」というヒット曲を飛ばした、1960年代の黒人女性歌手、メリー・ウェルズに似たようなシチュエーションの持ち歌があるらしいのですが(出典:「モータウン・ミュージック」p161~162ネルソン・ジョージ著、早川書房)、果たして、男が女を肉体面で征服し、また女が男を本能的に貪るのは、ライオンのプライドと同じようなものなのでしょうか。「幽遊白書」のむくろのエピソードなども思い出して、何だかいやな感じです。
 「太陽の季節」ではなく、「太陽がくれた季節」のような青春群像であってほしいです。
 私にも、ハンカチ無しで便所へゆく心理が理解できません。ばっちくはないのでしょうか。ものを食う際に、もしも尿がついた手だったら、と思い浮かべてしまいます。
 かつてパンツ大臣なんて話がありましたが、ぶりっこではなく、局部を覆うきたないものの匂いを嗅いで、何が楽しいのだろうと疑問に思うのですが、小林先生以上にデオドラント化しすぎでしょうか。
 ですから、熊本地震の際の、お手洗いの件のウェブログ、とても良く分かりました。排泄は大切です。
 とはいえ、それは男子力とか女子力とは無縁なもので、ただその人が潔癖かずぼらかというだけの話のような気がいたします。
 それと、よしりん先生の祕書になられるかたは逞しくないとつとまらないのかな、と感心しました(天皇陛下を咄嗟にかばわれた美智子皇后みたいに)。命がけで生命をこの世に生み出す存在は、偉大だと思います。焦らず、無理をなさらずに、はやく復帰されてほしいです。

No.144 94ヶ月前

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