「道場」、お疲れ様でした。あとでゆっくりタイムシフトで拝見いたします。

　NHKスペシャル、「メルトダウン6」を見ました。

　原発問題に限らず、会社組織の持つ問題点が浮き彫りにされていて、興味深いとともに、原子炉冷却における判断ミスと同様のことは、実社会でも容易に起こ得るという危殆（きたい）を感じました。
１．横のつながりよりも、上下間のつながりが優先されるため、一歩離れたところから見た客観的な視点が反映しづらくなる、
２．指揮系統が一人に集約されると、その人の責任や負担が大きくなりすぎて、処理能力を凌駕してしまう（ローマの支配地域が4分割統治された理由と、似ているような気もしました）。
　また、
３．わたしたちが時折避難訓練をするように、シミュレーションだけではなく、実地模擬訓練の大切さを感じました。条件反射は、いざというときに、表に現れるものなのでしょう。

　と暢気に語ってみましたが、福島第一原発の核デブリはいまだ残留しており、取り出され、処分されたわけではないのですから、また、今も稼働中の原子力発電所が存在するので、決してひとごとではないわけです。

　結局は、原発なぞ、一刻もはやく全部廃止するのが妥当ということなのでしょう。ただ、ひとから聞いた話によると、大学の研究室には小規模の原子炉があるらしく、それをすべて廃炉にするのは、不可能らしいということです。
　だとしても、限りなくゼロに近くなってほしいと、私は望みます（理想を言えばゼロになるように）

　火曜日夜の12時あたりにも、再放送するそうです。一往、おすすめいたします。