平祐♂ のコメント

天皇論29’読みました。

印象深かったのは、「公務は祭祀や国事行為より重要である」っていう部分です。
天皇陛下は祭祀王なんだし、祭祀をしてこそ天皇陛下たりうる、だから祭祀が一番重要だと思ってました。
でも、実はその祭祀以上に公務が大切なのか・・と考えこんでしまいました。

僕としては「天皇陛下という地位をもっとも担保する行為は祭祀だけども、それだけでは天皇という立場が形式的なものになってしまう。
それだけでは天皇と国民との絆が育まれず、天皇が国をまとめる力が生まれない(よって国がバラバラになりかねない)
実質的に、天皇に国をまとめる力を与えているのは、国民の知らないところで行われる祭祀や国事行為よりも、国民の目に映り敬愛が育まれる公務なのだ」という理解をしました。

また、「公務こそが天皇という運命を引き受ける実存となるのであり、天皇陛下のモチベーションになる」といった部分も、思いもよらなかった視点で目が覚めるような思いでした。

他にも感銘をうけた部分はいくつもあるし、読み込みが足りず消化できなかったところもありますが、まず何よりも公務の重要性を認識できたのが嬉しいです。
もっと天皇陛下について知りたいですね。知らずに死ぬのはもったいない

No.142 94ヶ月前

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