『天皇論 平成29年』拝読。 読んで先ず、雅子さまに申し訳なかったと思いました。同時代を生きながら、あまり関心を持っていなかった酷薄さに気づきました。そして愛子さまがお生まれになられた時、おめでたいと思いましたが、その裏では半ば自動的に次は…と思っていた事を告白します。宮内庁やマスコミだけでなく、自分もバッシングに加担していました。 この本の発売前、「譲位の恒久化」・「女性宮家の創設」・「女性・女系天皇の実現」を望み、この本が起爆剤となる事を期待していました。しかし読んでみて、期待する事の優先度が変わりました。雅子さまに関する、9章・10章だけでも広く読まれると良い。庶民は忙しいのだから、そこだけでも読んで雅子さまへの誤解・偏見がなくなれば、この本の目標の半分は達成したと言っても良いと思います。そうすればあとの章にも興味が沸き、皇室に関する問題への理解が深まるのではないか?と思いました。 しかし、リベラルの方の主張する天皇制の廃止論にはある種共感しました。いやむしろ皇室を敬愛する者こそ、主張すべきかもしれない。 今上陛下は、玉音放送で国民一人一人に訴えられました。天皇制に反対の者も賛成の者も、天皇陛下や皇室の方々に、その立場をやって頂いている事を共通認識としてスタートし、議論すべきと思いました。
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小林よしのりチャンネル
(ID:35864008)
『天皇論 平成29年』拝読。
読んで先ず、雅子さまに申し訳なかったと思いました。同時代を生きながら、あまり関心を持っていなかった酷薄さに気づきました。そして愛子さまがお生まれになられた時、おめでたいと思いましたが、その裏では半ば自動的に次は…と思っていた事を告白します。宮内庁やマスコミだけでなく、自分もバッシングに加担していました。
この本の発売前、「譲位の恒久化」・「女性宮家の創設」・「女性・女系天皇の実現」を望み、この本が起爆剤となる事を期待していました。しかし読んでみて、期待する事の優先度が変わりました。雅子さまに関する、9章・10章だけでも広く読まれると良い。庶民は忙しいのだから、そこだけでも読んで雅子さまへの誤解・偏見がなくなれば、この本の目標の半分は達成したと言っても良いと思います。そうすればあとの章にも興味が沸き、皇室に関する問題への理解が深まるのではないか?と思いました。
しかし、リベラルの方の主張する天皇制の廃止論にはある種共感しました。いやむしろ皇室を敬愛する者こそ、主張すべきかもしれない。
今上陛下は、玉音放送で国民一人一人に訴えられました。天皇制に反対の者も賛成の者も、天皇陛下や皇室の方々に、その立場をやって頂いている事を共通認識としてスタートし、議論すべきと思いました。