四君子 のコメント

 精神疾患について、もう一つ例示します。
 同様なことは、ナルコレプシーについても言えると思います。睡眠障碍というと、甘利某元大臣のことが想記されて、あまりいいイメーヂがわかないと思いますが、
 じっさいに、自分の意志に反して眠ってしまう人からすると、日々が「眠りとのたたかい」になってしまうらしいのです。
 コーヒーやお茶を常用するのはあたりまえ、
 頭や脇腹をがんがんたたいたり、殴ったり、
 スリープメイトという空気注入器をつけて眠ったり(それもしばしば忘れてしまうこともある)、モディオダールという保険のかからないくすりを毎月貰ったり、それだけで、かなりお金が飛ぶそうです。
 睡眠も不規則になりがちで、元大臣はこのような苦労をしていたのでしょうか。
 自分が寝ているという意識すら、まるでないのだから。
 そして、これも周囲の理解が得られずに、ただ「怠けている」とか、「眠る人のいうことなんかきけるか!」と露骨に言われたり、
 残業ノートに蒲団をかぶって眠っているその人の絵がかかれていたりすることもあったそうです。

 こういう人は、真面目だから、自分の特徴に悩むのだと、何とかもっと他人のいうことに注意して耳を傾けようとか、何とか目をぱっちりあけて行動をしようとか(それこそ、アニメとかを見てたりしても駄目なのだそうです)、勿論自分のしたいことをあきらめてはやく眠ることにも専念したりもして、それでも不可能だったりするわけです。
 雅子さまのケースと比較するのはおそれ多いとは感じるのですが、障碍、精神の疾患とはどういうことなのか、自分の力で克服しようとしても不可能なのだ、ということを示すべく、こんなことをまとめました。ほかにも、己の力だけではいかんともしようのない「特徴」が存在するのだと思いますし、こんなことは序の口なのではないか、とも想像します。

No.62 94ヶ月前

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