叢叡世 のコメント

やはり先生も、小池百合子都知事が何を目指しているのか初めから気が付いていたのですね?

豊洲でもたついてお金が掛かるとか五輪の会場でどうとかメディアは日和見でケチつけ始めましたが、わたしはその先の向こうにあるもっと根本的な宿痾とも言うべきものへの狙い撃ちがあるのだと感じています。

マッチョイズム、あとわたしが散々Q&Aでもコメントでも書いてきましたが「お上の善き計らい」や「政策や意思決定は全てお上が決める」という「パターナリズム(温情主義、家父長主義)」への脱却を都知事は目指しているんではないかと思います。

これは期待を寄せすぎだとは思いますが、自民党は安倍政権を何十年でも延命させようと考えてますね。

ポストがいない状況では自民党は崩壊するだけです。
無論、野党も同じです。

議論は全て無視、お上が権力を維持させる為には反対意見を全て潰して価値の一元化を図るというものがここ最近の権力者の動きと感じられます。

本来、自民党はリベラルだった筈なのに突如として権力志向どころか強権性が増してきましたね。

中央集権制が強まるかと思えば、新自由主義の道州制小さな政府を推し進めようとするのですから、権力志向が定まってないと言うかぐちゃぐちゃなのが気になります。

恐らく、政府・官僚機構としては中央集権制の復活を目指したいのでしょう。
しかし、維新の会とか右のフリしたネオリベ隠れ左翼政党が小さな政府道州制を捨てている訳ではないので、今の状況では国政に於いては共存関係みたいにはなっていますけど。
地方では新自由主義とパトリオティズムが鬩ぎ合っていて対立している状況があるわけですから、まあ不思議ですよね。

大阪では自民党府連と共産党がタッグ組んでいるのに、東京都では国政(自民党本部)が都連に平伏している状況を見ると如何に都市が国を支配しているのかがよく分かってしまいます。
ローマ帝国や江戸幕府と同じなんですよね。

これがこの国の正体なのだと思います。
ふるさと納税も中央に税が集中し過ぎる為の措置なのでしょう。
(地方はカツカツなのに都の予算は黒字)

トランプ大統領が権力(ヒトモノカネ)がワシントンに集中していると言ったのも、そう言うことなのではないのかと思います。

小池百合子都知事が果たしてトランプ大統領みたいになれるかどうかはその後の経過を見守るとしましょう。

No.64 95ヶ月前

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