武藤 のコメント

尾崎行雄が戦後に『民主政治読本』の中に天皇制について書いているんですが、要約すると
「新憲法により天皇の大権が著しく制限されたことにより、天皇の権威と地位が低下したように考えている人が少なくないようだが、私はそうは思わない」
「明治憲法下でも真の立憲政治、政党政治が行われていたら、天皇の実際のお仕事は新憲法におけるそれと大同小異になったであろうと想像される」
「明治憲法下において国民がこぞって反対するような人物に内閣組織の大命をお下しになれば、君意民心の不一致が生じ、天皇の地位と権威を傷つける恐れがないといえない。だから君心と民心が完全に一致するような制度と仕組みを確立することが、皇統を萬世につなげることができる」
「これからの日本人は人間らしい愛情と尊敬を持って、人間天皇に親しんでいくであろう。それで結構ではないか」
これを尾崎行雄が書いたのは昭和22年ですが、確かに今上天皇のご公務、人格により国民は戦前以上に本心から皇室を尊敬できるようになったと思います。尾崎の本は皇統に関しては預言書だと思います。
しかし、残念ながら政党政治が確立されても、政府が君心と民心を乖離しようと企んでいます。
本当の意味で君臣の絆を確立する為には民進党には頑張って欲しいです。
道場に期待しています!

No.69 95ヶ月前

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