橋下羽鳥の番組を観ました。 橋下氏は、さすがは弁護士を経験された御方だけあって、論理的に物事を考える方だ、というのがわたしの印象でした。 けれども、小林先生が仰るようにどこか観念に侵された部分があって、一方的な見方に陥っているのでは?という部分も見受けられました。 たとえば、橋下氏は、「表現の自由」や「レッテル貼り」という言葉を番組の中で使っておられましたが、それって意味合いを取り違えているのではない でしょうか?デマとか、ヘイトとか、権力者がそういうのを用いて庶民をいじめるのを、表現の自由とか、レッテル貼りとか、そういう文脈で語るのはやはりおかしいです。 小林先生は、庶民が苦しむのを、わずかな富裕層と大勢の貧困層に完全に二極分化されるのを黙って見過ごすわけにはいかないから、グローバリズムやTPPに反対するのであって、「考え方の違い」で割り切れる話ではないと私は思います。 「1970年代は計画経済」だったとか、「共産主義になる」とかの方がよほど「レッテル貼り」だと思いますが。 自国で製品を作って、国内で需要を喚起して、剰余分を輸出する保護主義は、日本では1970年代は当たり前のようにやってきたことであって、それを「鎖国」というのはおかしいのではないかと思います。わが町神戸では、1980年にポートピア博覧会が開かれたが、神戸港は港を封鎖しましたか? 橋下さんの仰る完全失業率も、全然カラクリに気がつかない(泉美師範から教わって初めて気がついたから、わたしも人のことを言えませんが)。 「TPPは国民が投票で決めればいい」とも橋下さんは仰います。しかし、自由主義がいいか保護主義がいいか、国の根幹を左右することを国会で徹底的に議論をやり合わずに、いきなり投票でやるってのも、政治家としてはどうなのだろうか? 橋下さんは論が立つけど、その中身に関しては????なことだらけでした。 しかし、橋下さんが、「戦争論」「台湾論」「沖縄論」まで読んでいた事は意外でした。 やはり小林先生が橋下氏と激論を交わしたのは、大いに意義があった、と、思います。 長くなりましたが、番組を観ての感想を終わります。
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橋下羽鳥の番組を観ました。
橋下氏は、さすがは弁護士を経験された御方だけあって、論理的に物事を考える方だ、というのがわたしの印象でした。
けれども、小林先生が仰るようにどこか観念に侵された部分があって、一方的な見方に陥っているのでは?という部分も見受けられました。
たとえば、橋下氏は、「表現の自由」や「レッテル貼り」という言葉を番組の中で使っておられましたが、それって意味合いを取り違えているのではない
でしょうか?デマとか、ヘイトとか、権力者がそういうのを用いて庶民をいじめるのを、表現の自由とか、レッテル貼りとか、そういう文脈で語るのはやはりおかしいです。
小林先生は、庶民が苦しむのを、わずかな富裕層と大勢の貧困層に完全に二極分化されるのを黙って見過ごすわけにはいかないから、グローバリズムやTPPに反対するのであって、「考え方の違い」で割り切れる話ではないと私は思います。
「1970年代は計画経済」だったとか、「共産主義になる」とかの方がよほど「レッテル貼り」だと思いますが。
自国で製品を作って、国内で需要を喚起して、剰余分を輸出する保護主義は、日本では1970年代は当たり前のようにやってきたことであって、それを「鎖国」というのはおかしいのではないかと思います。わが町神戸では、1980年にポートピア博覧会が開かれたが、神戸港は港を封鎖しましたか?
橋下さんの仰る完全失業率も、全然カラクリに気がつかない(泉美師範から教わって初めて気がついたから、わたしも人のことを言えませんが)。
「TPPは国民が投票で決めればいい」とも橋下さんは仰います。しかし、自由主義がいいか保護主義がいいか、国の根幹を左右することを国会で徹底的に議論をやり合わずに、いきなり投票でやるってのも、政治家としてはどうなのだろうか?
橋下さんは論が立つけど、その中身に関しては????なことだらけでした。
しかし、橋下さんが、「戦争論」「台湾論」「沖縄論」まで読んでいた事は意外でした。
やはり小林先生が橋下氏と激論を交わしたのは、大いに意義があった、と、思います。
長くなりましたが、番組を観ての感想を終わります。