よしりん先生ブログ：「キネマ旬報の結果を見て」の件。
『この世界の片隅に』の上位はまあ判りますが、『シン・ゴジラ』２位は良く判りません。まして、『君の名は。』が圏外なのは訳判りません。単なる高校生の恋愛ものと捉えられた？
よしりん先生は、『この世界の・・』への評価家の評価に、「反戦平和」の左翼臭を感じられたのですね。
↓＜以下なるべきネタバレにならない様に、感じた事を書きます＞




私は、すずさんが、一番好きな絵を描く事が出来なくなったのに、淡々としていた事に驚きました。その後、皆逃げるのに焼夷弾に近づくなどしたので、彼女の中の何かが壊れたある種の狂気を感じました。

玉音放送後皆がやれやれな所、すずさんが泣いて絶叫したシーンは、私も「おいおいどーなったんだ？」と思いました。
ただ、子供の頃からのんびりで、戦時中も相変わらずだった彼女も、実は戦中物凄く我慢していた何か良く判らない色々な感情が有り、それが一気に噴出したのではないか？と後で思いました。例えば、それは絵が描けない事とか。

あそこで泣いて区切りをつけたからこそ、その後の子供とのシーンが色付いて行けるのではないかと感じました。
まあ、そこが左翼だよと言われたらそれまでですが。
時間が経ったので事実関係が正確ではないかも。もう一回観たいのですが、当地ではもうすぐ終了です。

高森先生は２度も観ておられて、「誰も見たくない？・・」では劇場パンフレットも購入されていた様ですが、嫌な左翼臭を感じながらも評価されているのか興味深いです。