SAPIO2月号、今年一発目の「大東亜論」読みました。 よく日本の民主主義は、戦後にアメリカから与えられたと言われますが、板垣退助ら土佐派の妥協による国会開設も、ある意味藩閥政府から「与えられた」民主主義ではないかと思いました。 日本の民主主義は国民が勝ち取ったものではなく、上から与えられたものという所が、日本の民主主義の重大な欠陥ではないかとも感じました。そう考えると、伴野十蔵の「この国の民は、お上による秩序だけを望むのだ!」という言葉は、その通りだと唸らざるを得ません。 あと頭山の高場乱の「全人生を否定する」発言についてですが、これは頭山が男の生臭い権力争いに、女性である高場を巻き込みたくない、という頭山の優しさのように感じました。 女性を捨て、外見も中身も男性として生きている高場に、女の部分を出させてしまう頭山は凄い男だと思います。また女の部分を垣間見せる高場も、魅力的でした。
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小林よしのりチャンネル
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SAPIO2月号、今年一発目の「大東亜論」読みました。
よく日本の民主主義は、戦後にアメリカから与えられたと言われますが、板垣退助ら土佐派の妥協による国会開設も、ある意味藩閥政府から「与えられた」民主主義ではないかと思いました。
日本の民主主義は国民が勝ち取ったものではなく、上から与えられたものという所が、日本の民主主義の重大な欠陥ではないかとも感じました。そう考えると、伴野十蔵の「この国の民は、お上による秩序だけを望むのだ!」という言葉は、その通りだと唸らざるを得ません。
あと頭山の高場乱の「全人生を否定する」発言についてですが、これは頭山が男の生臭い権力争いに、女性である高場を巻き込みたくない、という頭山の優しさのように感じました。
女性を捨て、外見も中身も男性として生きている高場に、女の部分を出させてしまう頭山は凄い男だと思います。また女の部分を垣間見せる高場も、魅力的でした。