よしりん先生のブログ
『無意識の新自由主義の肯定』拝見しました！

よしりん先生のような知識はまったくないのですが、
ITやイノベーションを利用している実務者として
朝ナマの経済議論はいつも大きな疑問があります。

あの知性豊かな三浦瑠麗氏でさえ、
規制緩和やイノベーションを魔法のように思ってるふしがあります！

ITなんて言うとみんな「ゲゲゲ！」となるんでしょうが、
庶民の言葉で言うとネットの利用です。
その実は「見世物小屋」と「マッチング」です。
要は、人を集めて広告収入で稼ぐか、
データベースを介して需要と供給を結んで手数料で稼ぐかだけです。

白タクを大規模に「マッチング」させたのが
アメリカの「uber」であって、
これが実業のホンダより時価総額が上だなんて
如何に株価が現実と乖離したギャンブルシステムであるかの証左です。
本来の資本主義のシステムから逸脱しているという印象です。

ちょっと話しがそれてしまいましたが、
上の「uber」でいうと、規制緩和＝白タク合法化であって
イノベーションの正体は、タクシー業界を合法的に破壊する行為そのものです。
何ら新しいものを産むわけでは無く、
中間組織やプロフェッショナルを破壊するので、
経済成長どころか全体的にはマイナスになるんじゃないか？
と大きな疑問があります。
IT系の規制緩和とイノベーションのカラクリは
全てコレだと言って過言ではないと思います。

以上が庶民として実務者としての実感です。
朝ナマなどで経済評論家の新自由主義的な言葉を聞く度に、
本当に規制緩和とイノベーションの功罪を考えているのかと
問い詰めたくなります。