野田幹事長との対談。朝生での先生の議論を聞いてみて保守派の野望の通りに宮中で祭祀だけをやっている天皇だったら、国民は税金泥棒！と侮辱して
天皇に敬意を抱かないんじゃないかと思います。
被災地で苦しんでいる人たちに優しい言葉をかける。自分が被害に受けたような悲しみ、苦しみを共有する。そのお姿に国民は敬意と敬愛を持っているのだと感じます。
象徴という機能は見えないと意味ありませんからね。祭祀という見えない空間で儀式をやっても象徴とは？を国民に認知させるには難しい。
直接に会って話すことが象徴機能の果たせるだと思います。
こう見ると保守派の象徴天皇制と国民の象徴天皇制はズレが感じますな。
保守派の象徴天皇制は自分の保守思想の養分にするための天皇制になるわけです。
「2600年続いて来たから偉いんだ。祭祀を粛々と続けている。だから日本は凄いんだ。だから私は保守思想家として凄いんだ」と自慰行為としての天皇制ですな。
一般国民の視点からすると祭祀をやっていることすら知らない国民が多いでしょう。ただ、災害や植樹祭などがあるときに両陛下が近くに来られることに感動をする。素朴な尊皇心ですね。
保守ならば素朴な尊皇心をいかに育てるか？をしなければならんのに真逆なことをしている。どんどん
国民からの距離を離そうとしてますな。
「国民と触れ合うなんか天皇の仕事ではない！天皇は血統と祭祀だ！」と陛下の意思を無視して突き進んでいくわけです。
そこには情はありませんね。ただただ便利な道具でしか見ていません。今回のお言葉のようなことをすると「道具なのに意思を持ちやがった！」と怒り狂うわけですな。
「我々が理想とする行動をとるように天皇に強制すべきだ。公務は削減。祭祀のみを真剣にやらせろ！
国民に天皇の意思など見せるな！」
これが保守派と安倍政権の本音でしょうな。
あっ、皇室外交には政治利用をしますがね！
苦しんでいる国民、弱者を温かい言葉で救ってくださる両陛下の象徴機能を否定するなんて、鬼畜以外にありませんな。