遅ればせながら、井上先生、小林先生の『ザ・議論! 』読了しました。 (難しくて読み飛ばしてしまったところもあるので、また読み返します) 井上先生のお話は今回の著書で初めてでした。 徹底して平等(反転可能性)を追求する姿勢は、 「自分がやられたら嫌なことを、人に対してしてやいないか?」と、 自己点検することの多いわたしは、非常に共感できました。 小林先生は、伝統や歴史の中で培われてきた常識こそが、守るべきものだと仰りました。 井上先生は、インドのカースト制などを例に、良き伝統もあれば、悪しき伝統もある。 だから伝統だからといって、守るべき価値基準とはならないと言いました。 しかしこれは両陛下御結婚50年のお言葉で、皇后陛下が仰った 伝統についてのお言葉、そのままだと思いました。 (そして小林先生は、これまで何度も皇后陛下のお言葉を引用していました) そういう意味では、保守もリベラルも、 ある点ではかなり共通しているところがあるのだなと思いました。 もう一つ面白かったのは、「群盲象を撫でる」の話です。 象の鼻を撫でて「これは蛇のようなものだ!」というグループと、 象の足を撫でて「これは大木のようなものだ!」というグループがある。 しかし大事なのは、全体を見ることができるグループはどこにもいないということ。 だから、議論を深めることが大切なのだというお話は、心に深く刺さりました。
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遅ればせながら、井上先生、小林先生の『ザ・議論! 』読了しました。
(難しくて読み飛ばしてしまったところもあるので、また読み返します)
井上先生のお話は今回の著書で初めてでした。
徹底して平等(反転可能性)を追求する姿勢は、
「自分がやられたら嫌なことを、人に対してしてやいないか?」と、
自己点検することの多いわたしは、非常に共感できました。
小林先生は、伝統や歴史の中で培われてきた常識こそが、守るべきものだと仰りました。
井上先生は、インドのカースト制などを例に、良き伝統もあれば、悪しき伝統もある。
だから伝統だからといって、守るべき価値基準とはならないと言いました。
しかしこれは両陛下御結婚50年のお言葉で、皇后陛下が仰った
伝統についてのお言葉、そのままだと思いました。
(そして小林先生は、これまで何度も皇后陛下のお言葉を引用していました)
そういう意味では、保守もリベラルも、
ある点ではかなり共通しているところがあるのだなと思いました。
もう一つ面白かったのは、「群盲象を撫でる」の話です。
象の鼻を撫でて「これは蛇のようなものだ!」というグループと、
象の足を撫でて「これは大木のようなものだ!」というグループがある。
しかし大事なのは、全体を見ることができるグループはどこにもいないということ。
だから、議論を深めることが大切なのだというお話は、心に深く刺さりました。