トロツキスト? のコメント

「わたくしの人たち」拝読。小説ですが余りにリアルです。
自分は昔公僕で、生活保護のケースワーカーをした事があります。今回の様な数十万の貯金が有って、直ぐに保護できなかった事も有りました。

最近の制度については不案内ですが。。国が定めるその世帯の最低生活費と比べ、収入の方が少なければ保護となり、差額分が支給されます。
課内での会議に諮るのですが。他のケースワーカー・上司から、別の医療制度は使えないか?とか色々追及され、それを論破する必要が有ります。

今回の様な場合、数か月後には再申請になる事が判り切っているので、担当としては何とかならないかと思っていました。その間に亡くなられたりしたら本末転倒ですから。他の福祉事務所でも、取りあえず保護決定し、数か月後から金銭支給する等の弾力的運用が出来ないか、上部機関の県庁に照会したそうです。駄目だった様ですが、県庁も国に照会したと思います。

ケースワーカーは担当地区の世帯を受け持っており(一応国の基準では市部80・郡部65?実際は?)、毎月・数カ月ごとに面接に行く等の外回りや、内部事務をしています。私の時は職員に病欠が出て人手が足らず、新規保護申請が重なると、夜3時頃まで業務をすることも有りました。要領も悪かったのですが。。

担当者は組織の一員に過ぎず、裁量権的なものも無いです。でも、改めて自己の業務を活字で読むと、血も涙もない感じですね。まあ、実際冷たい対応を取る事務所の噂も聞きましたが。

今回の件。学資保険については不勉強で知らなかったのですが、職員の対応に疑問が残りました。また相談で単に追い返すのではなく、地区の民生委員さんに、見守りと次回の連絡をお願いする等うちではしていました。都会では難しいでしょうか?

生活保護を受けるのは厳しいと、皆さん感じられたと思います。しかし、保護はケースバイケースです。もし身近で困った方が居たら、諦めず相談に行って、疑問点はどんどん聞いた方が良いと思います。本当は、もっと手前にセフティーネットが有れば良いのですが。

No.189 97ヶ月前

このコメントは以下の記事についています

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

小林よしのりチャンネル

小林よしのりチャンネル

月額
¥550  (税込)
このチャンネルの詳細